(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。
2.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。
3.2024年2月26日開催の臨時取締役会において、A種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式のすべてにつき、定款に定める取得条項に基づき取得することを決議し、2024年3月12日付で自己株式として取得し、対価としてA種優先株主、B種優先株主及びC種優先株主にA種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式1株につき普通株式1株をそれぞれ交付しております。また、同日付ですべてのA種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式は、会社法第178条の規定に基づき、消却しております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
5.第3期から第5期の自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載しておりません。
6.株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。
7.第3期、第4期及び第5期についてはキャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、キャッシュ・フローに係る各項目については記載しておりません。
8.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。
9.当社は、種類株式を発行しておりますが、その株式の内容より「普通株式と同等の株式」として取り扱っていることから、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)の算定における期末株式数及び期中平均株式数には種類株式を含めております。なお、2024年3月13日開催の臨時株主総会決議により、種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止しております。
10.第3期から第7期の1株当たり純資産額の算定に当たっては、種類株式に対する残余財産配分額及び新株予約権を控除して算定しているため、1株当たり純資産額がマイナスとなっております。
11.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、パートタイマーを含む。)は、年間の平均雇用人員(1日8時間換算)を( )外数で記載しております。また、第3期から第7期におきまして、従業員が大幅に増員しましたのは、主として事業拡大に伴う期中採用によるものであります。
12.第3期から第5期については、人員採用、開発費、広告宣伝費等の先行投資を行っていたことにより、経常損失及び当期純損失を計上しております。
13.主要な経営指標等の推移のうち、第3期から第5期については、会社計算規則(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定による監査証明を受けておりません。
14.第6期及び第7期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)の規定に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けております。
15.当社は、2024年3月31日付で普通株式1株につき普通株式3,000株の割合で株式分割を行っております。第6期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)を算定しております。
16.当社は、2024年3月31日付で普通株式1株につき普通株式3,000株の割合で株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第3期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第3期、第4期及び第5期の数値(1株当たり配当額については全ての数値)については、EY新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。
当社は、代表取締役小川嶺により、2017年8月に「一人ひとりの時間を豊かに」をビジョンに設立されました。
当社設立以降の主な沿革は、次のとおりであります。
(注1)プライバシーマークとは、個人情報の保護措置について一定の要件を満たした事業者などの団体に対し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が使用を許諾する登録商標であります。
当社は、「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンのもと、「「はたらく」を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションを掲げております。「人生の時間は有限である」、これは創業者である小川嶺が尊敬していた祖父の急逝をきっかけに得た教訓です。有限だからこそ、時間をより価値あるものにする方法をすぐに見つけられ、すぐに実行できる世界をつくりたい。この想いから、時間を豊かにする選択肢の一つとして、好きな時間に働ける「タイミー」が着想されました。当社は、新しい「はたらく」インフラとして、一人ひとりが自分の可能性を広げていける社会を目指しております。
(2)サービス概要
スキマバイトサービス「タイミー」
「タイミー」は有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスであります。従来の求人媒体型サービスと異なり、「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっております。
創業者である小川嶺が単発アルバイト勤務を繰り返している中で潜在的に感じたフラストレーションを解消させることで事業が構想されており、応募から働くまでの工程削減(履歴書なし・面接なし)や正当な評価(相互レビュー機能)、働いてから入金されるまでの時間短縮(即金性)に受け継がれています。働き手(以下、「ワーカー」という。)は、働きたい案件を選ぶだけで、履歴書なし・面接なしですぐ働くことができ、勤務終了後すぐに報酬を受け取ることができ、雇用主(以下、「クライアント」という。)は、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあったワーカーが自動的にマッチングします。新しい就業機会を得たワーカーにとっては「タイミー」での出会いや経験が就業、起業など人生の可能性を広げる機会となり、クライアントにとっては人手不足が解消されるだけでなく、繁忙期に合わせた採用を行うことで人件費の効率化にも寄与しております。ワーカーとクライアント双方に支持され続け、2024年4月末現在、登録ワーカー数は7.7百万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点であり、ワーカーの観点ではサービス利用率、クライアントの観点では求人掲載数に基づき、本邦No.1のスキマバイトプラットフォーム(注1)となっております。
「タイミー」のワーカーは、20代から40代までの若い世代が多く、正社員・パート/アルバイト・契約/派遣社員・学生といった様々な職業の方に性別問わずご利用いただいております。クライアントは、サービス開始以降、物流業界や飲食・小売業界を中心にご利用いただいております。近年は人流回復やインバウンド需要の回復に伴い、ホテル・宿泊業界での利用も伸びてくるなど、様々な業界でご利用いただけるサービスとして成長しております。
なお、クライアントは初期費用、掲載料無料で、「タイミー」に最短1時間の業務時間から求人情報を掲載することができます。クライアントが当社へ支払う手数料は、原則としてワーカーに支払う賃金報酬及び交通費の合計額(以下、「賃金報酬等」といいます。)の30%程度であり、成果報酬型の料金体系を採用しております。
(注1)サービス利用率([調査委託先]マクロミル[調査方法]インターネット調査[調査時期]2024年2月9日から2024年2月11日[調査対象]直近1年以内にスキマバイトを経験したことのある18から69歳の男女1,034人)及び求人掲載数([調査機関]日本マーケティングリサーチ機構[調査期間]2024年4月9日から2024年5月29日[調査概要]2024年5月期_スキマバイトサービスにおける市場調査)に基づく
時代とともに変わる人手確保のソリューション
(注2)日本銀行「全国企業短期経済観測調査(短観)」の全業種全規模の雇用人員判断(「過剰」の回答数から「不足」の回答数を差し引いて算出した指数)に基づく
(注3)イメージ画像
事業系統図
ワーカーの属性(注4)
(注4)アプリの登録情報と稼働人数を基に算出しております(登録情報は2024年4月末時点、稼働人数は2024年4月の1カ月間)。職業については、2024年4月末時点で職業未登録のワーカーによる稼働を除いており(職業未登録のワーカーによる稼働は全体の約31%)、「その他」の詳細は、無職11%、専業主婦/主夫6%等となります。
クライアントの属性(注5)
(注5)職種別募集人数を基に算出しております(2024年4月の1カ月間)。
a)クライアントから選ばれる理由
「今働ける人がすぐに見つかる」
日本全国で7.7百万人(2024年4月末時点。サービス開始以来の累計)を超えるワーカーが登録しており、稼働率は約88%(注6)を誇り、パートタイムの平均稼働率約18%(注6)を大きく上回っています。また、勤務開始時間の直前まで求人を掲載できるため、急な欠員や繁忙期にも高確率でワーカーを採用することが可能となっております。そのため、繁忙期を想定した人員を年間を通じて固定で雇用するのではなく、「タイミー」を活用して繁忙度に合わせた採用を行うことで、閑散期の余剰人員を抑えることも可能となっております。人件費の効率化にも貢献でき、クライアントが抱える喫緊の課題に対するソリューションとなっております。
(注6)稼働人数を募集人数で除して算出 [対象期間]2024年10月期第2四半期の3カ月間。パートタイムの平均稼働率は、厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」に基づき、就職件数を新規求人数で除して算出 [対象期間]2024年2月から2024年4月の3か月間。
「実績のある優良ワーカー/リピーターが豊富」
クライアントが掲載した求人情報は勤務データ(クライアントからの評価や直前キャンセル・遅刻に基づくペナルティポイント)に基づき、勤務実績の優れたワーカーから先行公開される仕組みを構築しており、サービス開始以降2024年4月末までの期間において、クライアントによるワーカーレビュー数は累計1,860万件(同じ職場で2回以上勤務した場合のレビューを含む)となっております。
また、過去に就業したワーカーの中から、もう一度働いて欲しいワーカーに限定して求人を出す機能(お気に入りリスト機能)も実装しており、毎回の教育コストをかけずに、勤務実績があり優秀なワーカーのみを採用することも可能です。同一業界で勤務経験があるワーカーは約76%(注7)となっておりますが、この機能により、同じ職場で何度も働くワーカーは多く、約62%のワーカーがリピーター(注8)として働いております。クライアントにとっては、「タイミー」を活用いただければいただくほど、教育コストのかからないリピーターのみで現場を回す体制を実現することが可能となっております。
(注7)タイミーで勤務したことがあるワーカーのうち、同一業界(同じ職場も含む)で2回以上勤務したワーカー。サービス開始以来の累計値となっております(2024年4月末時点)。
(注8)タイミーで勤務したことがあるワーカーのうち、同じ職場で2回以上勤務したワーカー。サービス開始以来の累計値となっております(2024年4月末時点)。
「充実した労務機能」
「タイミー」でマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっております。そのため、クライアントの労務関連の業務負担を削減するための様々な機能を実装しております。例えば、マッチングの都度クライアント側で作成が必要となる労働条件通知書のドラフトは、求人を掲載する時に自動生成され、ワーカーは必ず事前同意の上で勤務しております。また、出退勤確認として勤務日当日に勤務現場でワーカーがQRコードを読み込むことで、雇用契約が開始・終了する仕組みを構築しており、クライアントに煩雑な労務・保険・税務関連手続きが生じることを防止する目的で、かかる手続きが必要になる一定の条件に該当する求人情報は投稿できない、または、マッチングされない仕組みとしております。クライアントが当社以外を含む複数のサービスを利用すると、かかる一定の条件に該当したかを判断することが難しくなることから、クライアントには充実した労務機能を提供している「タイミー」のみの利用を継続するインセンティブが生じるものと考えております。
ワーカーに支払う賃金報酬等についても、当社が立替払いをすることで即日入金(注9)としておりますので、クライアントは当社から送付する月末締め翌月末払いの請求書で一括精算を行うのみとなっております。
(注9)ワーカーからの振込申請がされていない賃金報酬等については、業務実施月翌月の12日前後から15日までの間にワーカーの銀行口座へ自動振込されます(自動振込の開始日時は、祝日及び当社の営業時間等に応じて変動)。
「専任担当者による手厚いサポート」
主要クライアントには専任のカスタマーサクセス担当者をつけることで手厚いサポートを提供しております。クライアントの業務プロセスを把握した上で、ワーカーが対応可能な業務の切り出しを提案し、業務効率の改善(特別なスキル・経験を必要としない業務はワーカーが対応し、正社員は付加価値の高い業務に注力)に貢献しております。また、毎月のワーカー稼働状況及び稼働率の報告や、クライアントの下で働いたワーカーに対するヒアリングを行い、クライアントへのフィードバックを実施するなど、クライアントの満足度の向上に努めております。
b)ワーカーから選ばれる理由
「好きな時間に働ける」
ワーカーは、好きな時間、好きな場所、好きな職種で最短1時間から働くことができ、勤務条件の自由度が高くなっております。例えば、育児の合間の時間で働きたい主婦/主夫、希望したシフトに入れなかったパートタイマー、体力的な理由から短時間だけ働きたいシニア世代の中には、シフト制といった従来の働き方では働きたくても働けない方々が数多くおりました。「タイミー」は、あらゆる方々のスキマ時間を活用した就業機会を創出及び提供することで潜在労働力を喚起すると同時に、就業・起業といった人生の可能性を広げるきっかけをも提供しております。
「履歴書・面接なし」
従来の一般的な仕事探しは、求人情報を見て応募し、面接を経て合否が決まるまで数週間の時間を要しておりました。「タイミー」は、履歴書や面接は不要で、応募から勤務までの工程を可能な限り削減しております。ワーカーは、働きたい案件を選ぶだけで先着順でマッチングされ、応募したその日から働くことも可能となっております。
「報酬は即日入金」
一般的に、派遣・アルバイトの報酬は、月末締め、翌月末払いなどと設定されているケースが多く、賃金報酬等を受け取るまでに一定の時間を要します。「タイミー」では、業務終了直後に賃金報酬等が確定し、ワーカーから振込申請をすることにより、24時間365日いつでも、ワーカー側の振込手数料の負担なしで賃金報酬等の支払いを事前登録した銀行口座にて受けることが可能となっております。副業としてタイミーを利用しているワーカーのうち、約88%のワーカーの本業の年収が500万円未満となっており(2023年2月6日 当社公表の「副業に関する実態調査」に基づく。調査期間:2023年1月16日から18日、調査対象:ワーカーのうち本業が「会社員」「会社役員」「公務員」「自営業・自由業」の2,888名。)、生活費の足し、急な入り用、ちょっとした贅沢等様々な場面で活用いただいております。
「特別なスキル・経験を必要としない業務」
クライアントは、自社の業務プロセスの中から、ワーカーが対応可能な業務を切り出してワーカーを募集しております。そのため、工場での梱包やピッキング・仕分け・検品・搬出入といった軽作業、飲食店の洗い場作業、引越し作業といった特別なスキル・経験を必要としない業務に関する求人情報が多く、幅広い就業機会の提供が可能となっており、募集人数は2023年10月期第2四半期から2024年10月期第2四半期までの期間において、91%増加しております。
c)サービスの健全性を確保するための取組
当社は、「タイミー」を利用する全てのクライアントとワーカーに対して、安心・安全なサービスを提供するため、以下の対応を行い、サービスの健全性の確保に努めております。
「求人情報の確認」
当社は、クライアントが投稿する求人情報が労働基準法等の各種法令に違反していないかどうか、求人情報の全件について専任部署が確認しております。加えて、投稿された求人情報の業務内容とワーカーが実際に行った業務内容に齟齬があった場合や、サービス残業を強制させられた場合等を把握するために、ワーカーによる通報窓口を設置しており、ワーカーはアプリより通報を行うことができます。
「本人確認の実施」
ワーカーに対して「タイミー」での求人申込前に本人確認を実施しております。ワーカーは求人申込前に本人情報(氏名・生年月日・住所等)と顔写真を登録し、本人確認書類を撮影してアプリに登録する必要があります。入力された本人情報と本人確認書類が合致する場合にのみ、求人申込をすることができます。
「ペナルティポイント」
キャンセルポリシーに基づき、キャンセル又は遅刻した際にペナルティポイントが付与される制度を導入しております。例えば、勤務開始の24時間前までにキャンセルすると1ポイント、勤務開始の24時間前から12時間前までにキャンセルすると4ポイント、12時間前から8時間前までにキャンセルすると5ポイント、遅刻をすると2ポイントが付与されます。また、累積されたポイントに応じて使用制限があり、4から7ポイントで1週間以降の求人申込が1件までに制限され、8ポイント以上で14日間の利用停止となります。ペナルティポイントは勤務終了後のレビューをするごとに1ポイントずつ減らすことができます。なお、申告がない欠勤の場合は、当社キャンセルポリシーに則り一定期間の利用停止となります。2024年10月期第2四半期の無断欠勤率は約0.2%となっております(注10)。
(注10)無断欠勤は申告なしの欠勤を指します。分子は2024年10月期第2四半期の3カ月間の無断欠勤数。分母は同期間に充足された求人数となります。
「相互レビュー」
業務終了後にワーカーとクライアントそれぞれが相互に評価を記載できる仕組みを構築し、相互牽制による求人情報の内容の正確性及びワーカーの勤務態度の担保を実施しております。
相互レビューでは、ワーカーは「勤務時間はおおむね予定通りでしたか?」「掲載されていた仕事内容通りでしたか?」「またここで働きたいですか?」などの項目でGood/Badを選び、テキストコメントで働いた感想を記載することが求められます。記載したコメントはアプリ上で、他のワーカーからも見ることができ、まだその職場で勤務したことがないワーカーが安全・安心に仕事選びができるようになっております。
一方で、クライアントからも勤務したワーカーの仕事ぶりをGood/Badの2択及びテキストコメントで評価することができます。万が一、評価の悪いワーカーとマッチングした場合は、事前キャンセルすることも可能となっております(注11)。
相互レビューがあることで、ワーカーにはやりがいを感じていただき、クライアントはレビューコメントの内容をうけて、職場環境の改善につなげるなどの効果も生まれており、クライアントから初回勤務のワーカーへのGood率、初回勤務のワーカーからクライアントへのGood率は共に90%以上となっております(注12)。なお、クライアントとワーカー間でトラブルが発生した際には、当社のカスタマーサポートが間に入り、双方へのヒアリングを実施した上で、円滑に問題解決をする運用を構築しており、クライアント・ワーカー共に問題行動が頻発した場合には、問題行動を起こしたクライアント・ワーカーを利用停止にするなどの対応を講じることもあります。
(注11)Good率(クライアントからの評価(Good/Badの2択)のうち、直近30回の勤務(累計勤務回数が30回に満たない場合はその回数)におけるGood数の割合)が80%以下、ペナルティポイントが4ポイント以上、求人に記載した条件を満たしていない、良くないレビューが複数ある等の理由で事前キャンセルが可能となっております。
(注12)サービス開始以来の累計値となっております(2024年4月末時点)。
d)ストック性の高いビジネスモデル
「働く」という人々の日常に不可欠な領域が持つ本来のストック性に加え、日本社会が直面する慢性的な労働力不足により、「タイミー」はストック性の高いビジネスモデルとなっております。各企業・業界特有の季節性に起因する変動はあるものの、サービス開始以降、多くのクライアントに継続的にご利用いただいております。
なお、コホート別の流通総額(ワーカーに支払う賃金報酬等の合計額)の推移は以下のとおりであり、当社の収益の大部分は、前四半期から登録されたアクティブアカウント(月に少なくとも1つの求人情報を掲載した登録クライアント事業所数)のコホートによるものとなります。2024年10月期第2四半期における流通総額の91%は、2024年10月期第1四半期以前のアクティブアカウントによるものとなりました。
四半期別コホート流通総額構成(注13)
(注13)集計期間は2018年8月1日から2024年4月30日で、初回稼働が発生した日が属する四半期別でみたアクティブアカウントの流通総額の推移で算出しております。
e)ネットワーク効果による更なるプラットフォームの拡大
ワーカー及びクライアントへの価値提供や相互レビューの蓄積等を基礎としたネットワーク効果により、プラットフォームが拡大するモデルとなっております。
(注14)2024年4月末時点。サービス開始以来の累計。2023年4月末時点から2024年4月末時点における増加率
(注15)クライアントによる募集人数。2023年10月期第2四半期から2024年10月期第2四半期における増加率
(注16)2024年10月期第2四半期の稼働人数を募集人数で除して算出
該当事項はありません。
(注)1.従業員数は、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の( )外書きは、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3.臨時従業員は、パートタイマーであり派遣社員を除いております。
4.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
5.最近日までの1年間において従業員数が350名増加しております。主な理由は、事業拡大に伴い期中採用が増加したことによるものであります。
6.当社の事業は単一セグメントであるため、部門別の従業員数を記載しております。
7.その他の部門は、主に営業サポート・管理部門の従業員であります。
当社において労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。
(3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。