回次 |
第6期 |
第7期 |
第8期 |
第9期 |
第10期 |
|
決算年月 |
2018年7月 |
2019年7月 |
2020年7月 |
2021年7月 |
2022年7月 |
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売上高 |
(千円) |
|
|
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経常損失(△) |
(千円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
当期純損失(△) |
(千円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
持分法を適用した場合の投資利益 |
(千円) |
|
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資本金 |
(千円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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普通株式 |
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A種優先株式 |
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B種優先株式 |
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C種優先株式 |
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純資産額 |
(千円) |
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総資産額 |
(千円) |
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|
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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△ |
△ |
△ |
△ |
1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
|
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(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
|
|
|
|
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自己資本比率 |
(%) |
|
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|
|
自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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|
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配当性向 |
(%) |
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|
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
|
|
|
△ |
△ |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
|
|
|
△ |
△ |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
|
|
|
|
△ |
現金及び現金同等物の期末残高 |
(千円) |
|
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
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|
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|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。
2.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。
3.1株当たり純資産額については、優先株主に対する残余財産の分配額を控除して算定しております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ
り、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。
5.第6期から第10期の自己資本利益率は、当期純損失であるため、記載しておりません。
6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
7.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。
8.第6期、第7期及び第8期については、キャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、キャッシュ・フローに係る各項目については記載しておりません。
9.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
10.第9期及び第10期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、太陽有限責任監査法人の監査を受けております。第6期、第7期及び第8期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を受けておりません。
11.経常損失及び当期純損失の計上は、新規顧客獲得を目的とした積極的な広告宣伝活動及び開発活動等を行ったことによります。
12.2022年12月28日開催の臨時取締役会においてA種優先株式、B種優先株式、C種優先株式のすべてにつき、定款に定める取得条項に基づき取得することを決議し、2023年1月12日付で自己株式として取得し、対価として当該A種優先株主、B種優先株主、C種優先株主にA種優先株式、B種優先株式、C種優先株式1株につき普通株式1株を交付しております。また、当社が取得したA種優先株式、B種優先株式、C種優先株式のすべてについて、同日付で消却しております。なお、当社は、2023年1月13日開催の臨時株主総会により、同日付で種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止しております。
13.当社は、2019年3月28日付で、普通株式1株につき10株の株式分割を行っており、発行済株式総数は10,000株となっております。第7期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。
14.当社は、2023年1月14日付で、普通株式1株につき50株の株式分割を行っており、発行済株式総数は905,250株となっております。第9期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。
15.当社は、2019年3月28日付で普通株式1株につき10株の株式分割を、2023年1月14日付で普通株式1株につき50株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第6期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第6期、第7期及び第8期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、太陽有限責任監査法人の監査を受けておりません。
回次 |
第6期 |
第7期 |
第8期 |
第9期 |
第10期 |
|
決算年月 |
2018年7月 |
2019年7月 |
2020年7月 |
2021年7月 |
2022年7月 |
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
541.48 |
△776.54 |
△2,320.53 |
△3,432.05 |
△3,667.05 |
1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
△22.80 |
△1,318.02 |
△1,543.99 |
△1,111.52 |
△234.99 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
- |
- |
- |
- |
- |
1株当たり配当額 |
(円) |
- |
- |
- |
- |
- |
(うち1株当たり中間配当額) |
(-) |
(-) |
(-) |
(-) |
(-) |
当社は、代表取締役太田靖宏により、2012年8月に「未来のワークスタイルを変える」ことを目的として、設立されました。当社設立以降の主な沿革は下記のとおりです。
年月 |
概要 |
2012年8月 |
東京都渋谷区において株式会社ライフノート(現 株式会社スタジアム)を設立 |
2012年12月 |
現在のデジタルソリューションセールス事業の基となる営業支援業務開始 |
2012年12月 |
有料職業紹介事業の許可取得 |
2015年5月 |
「インタビューメーカー」の販売促進を行うことを目的として、東京都中央区において株式会社ブルーエージェンシーを設立し、インタビューメーカー事業開始 |
2015年9月 |
「インタビューメーカー」のアカウントを提供開始 |
2016年3月 |
東京都渋谷区より東京都港区に本社移転 |
2016年7月 |
大阪オフィスを大阪市北区に開設 |
2016年11月 |
ソリューションセールス事業(現 デジタルソリューションセールス事業)の拡大を目的として、東京都港区において株式会社マーケティングサーフを設立 |
2018年10月 |
「インタビューメーカー」を海外展開すべくシンガポールにて代表取締役太田がLIFE:NOTE PRIVATE LIMITEDを設立 |
2019年2月 |
ISMS(SO/IEC 27001, JIS Q 27001)を取得 |
2019年3月 |
LIFE:NOTE PRIVATE LIMITEDを子会社化 |
2019年5月 |
当社の子会社である株式会社ブルーエージェンシーと株式会社マーケティングサーフを吸収合併し、商号を株式会社スタジアムに変更 |
2019年6月 |
LIFE:NOTE PRIVATE LIMITED(子会社)の商号をINTERVIEW-MAKER PTE. LTD.に変更 |
2020年3月 |
株式会社リクルートキャリア(現 株式会社リクルート)と業務提携し、リクナビ掲載企業にオンライン説明会及び面接機能の提供開始 |
2020年8月 |
福岡オフィスを福岡市博多区に開設 |
2021年2月 |
株式会社エクサウィザーズと録画面接サポートAIサービス「im AIエクスプレス選考 Powered by ExaWizards」を共同開発し提供開始 |
2021年6月 |
INTERVIEW-MAKER PTE. LTD.(子会社)解散 |
2021年10月 |
求人票デジタル共有システム「Handy進路指導室」を提供開始 |
2022年2月 |
デジタルソリューションセールス事業の営業支援サービスを「SALES PARTNERS」と命名 |
2022年7月 |
拠点拡張のため福岡オフィスを福岡市博多区内で移転 |
2023年1月 |
営業教育ロールプレイング(模擬商談)システム「トレキャン」を提供開始 |
当社は、「未来のワークスタイルを変える」という経営理念のもと、「Workstyle Changing Company(ワークスタイル・チェンジング・カンパニー)」として、営業支援を通じて現代のワークスタイルの変革を後押しする顧客企業のデジタル・DX(*1)商材を中心として拡販を行うことをサポートする「デジタルソリューションセールス事業」を中心に事業を展開しております。また、当社が開発したプロダクトである採用・営業領域におけるDX化を推進する「インタビューメーカー事業」、「Handy事業」及び「トレキャン事業」も展開しております。
その他事業セグメントには、「Handy事業」及び「トレキャン事業」が含まれます。両事業は新規事業であり、売上高が全セグメントの売上高の10%未満であるため区分しておりません。
(デジタルソリューションセールス事業)
デジタルソリューションセールス事業は、顧客企業の営業戦略及び戦術の考案から営業活動の実施の請け負いまでを一貫して支援するサービス「SALES PARTNERS」を提供しております。
当社は、過去に蓄積された営業ノウハウ・データを活用し、営業支援を通じて顧客企業のデジタル・DX商材の拡販を支援しております。また、企業のあらゆるサービスがデジタル技術を活用したデジタル空間を通じて提供されるようになる一方で、サービスを提供する企業の営業現場においては、デジタル商材を販売するノウハウを持つ人材の獲得や育成、管理にも課題を持っており、当社は、営業にかかわる課題の解決を総合的に支援しております。
当社の収益構造は、主にプロジェクトごとに顧客企業と最低3か月からなる業務委託契約を基に、合意した営業支援の人数及び受注単価による固定報酬制によるものとなっております。当社のデジタルソリューションセールス事業は、営業支援の人数が2019年7月期から2022年7月期までの3か年の期末比で年平均成長率(CAGR)30%以上成長しております。また、当月稼働商材数÷前月末総商材数の年間移動平均にて算出した2022年7月期の受注継続率は、95.3%となっております。
当社は飲食、EC、金融、法務、労務、建設、教育等、様々な業界の支援を通じ商談ノウハウ・データを蓄積しており、特定の分野に特化することなく、あらゆる業界を支援することが可能である点が特徴となっております。
(a)SALES PARTNERS
イ.営業支援サービス「SALES PARTNERS」の概要
当社のサービスは、インサイドセールス(*2)からフィールドセールス(*3)、カスタマーサクセス(*4)まで営業プロセスにおける各段階において、様々な手法による営業支援を提供できることを強みとしております。当社は、各プロセスを分業化し、専任の最低3名から構成される営業チームが顧客企業に対して専門性の高いアプローチを行うことで、各プロセスにおける成果の最大化を図っております。各営業チームは連携により営業プロセスを進めることで企業全体を通じて様々な手法による一貫した営業支援が可能となっております。
当社は、企業における営業活動のうち、一部を切り出して営業支援を依頼することが可能であること、企業の体制変更にも柔軟に対応しやすいこと、営業にかかる業務を区切ることで、業務の仕組み化がしやすいことから、各営業プロセスを分業化し、提供していく支援体制を構築しております。
<営業プロセスごとの主な支援内容>
提供手法 |
サービス |
インサイドセールス |
・見込み顧客育成 ・商談アポ獲得支援 |
フィールドセールス |
・提案、商談支援 ・商談クロージング |
カスタマーサクセス |
・アップセル商談支援(*5) ・オンボーディング(*6) |
戦略コンサルティング |
・事業戦略・営業戦略、課題発見 ・ターゲティング支援 |
当社は、現在、東京だけではなく大阪、名古屋、福岡、札幌にて、営業支援活動を行っております。DX推進の遅れが深刻な地方においてもデジタル技術を拡販すべく営業支援の拡充を図っております。
ロ.サービスの特徴・強み
① 第二新卒や20代後半の人材採用
当社は、主にデジタル商材の拡販支援を行っております。第二新卒や20代後半の人材は、ネットリテラシー・ポテンシャルが高く、当社が支援する顧客のデジタルツールに親和性が高いことから、これらの年代の営業メンバーを日本全国様々な地域からあらゆる採用チャネルを通じて積極的に採用し、育成することで顧客提供価値の最大化を図っております。
② 戦略・戦術の型化
当社は、各営業プロセスにおいて属人的な営業とならないよう、具体的なアクションやナレッジ等をまとめて、営業手法を型にした営業ツールを用いて営業する点が特徴となっております。
当社は営業支援の契約締結後、依頼企業からの過去の受注傾向(規模、領域、エリア等)、当該企業の成績優秀者の営業トーク、商談資料及びヒアリングを基に分析を行い、企業の商談資料・商談概要のペライチ資料、トークスクリプト、切返しトーク集、質問蓄積集、業務フロー等の営業ツールを提供することで、属人的な営業成果に頼らず組織全体で成果を上げることを目的とした営業支援を行っております。
また、ノウハウやナレッジとして蓄積されたこれらの営業ツールを活用することで、営業人材を約1~2か月で早期戦力化することに強みを持っております。
③ PDCAサイクルに基づく営業支援活動
当社は、獲得効率を上げるため、円滑な組織運営により高速でPDCAを回すことで、生産性を向上させることに強みを持っております。具体的には、当初立案した戦略・戦術に基づく計画に対し、週次の定例会にてKPIの達成状況を把握し、方針の振返りを行い、打ち手の継続可否の判断を基に、計画の再設計を行います。各チームは、毎日の朝会を通した当日の行動量の把握、そして夕会による達成状況の確認、進捗状況の共有を行うことで、日次においてPDCAを回し、計画が達成できるよう適時適切な管理を行っております。
また、顧客とは週次・月次にて定例会を実施し、営業手法と結果に関するレポートを提供することで連携を密にとっております。契約開始時に定めた戦略・戦術が効果的であったかを顧客とともに検証し、打ち手の再設計を行い、改善を行うべくPDCAサイクルを回すことで戦略・戦術の見直し、及び業務の最適化を図っております。
④ 徹底的な品質管理
当社の営業メンバーは営業活動を開始した後も属人的にならないよう、営業支援活動のポイント、フィードバック項目を可視化したチェックシートを用いて、定期的に営業ロールプレイング(模擬商談)を実施することによりトークスキルの向上を図っております。営業活動の事前訓練を行うことで顧客対応の質を上げ、案件の成約率、目標達成率が向上いたします。また、後述する「トレキャン」を活用し、営業成績優秀者の商談を模倣することにより定性面も含め、質の向上を図っております。
(インタビューメーカー事業)
インタビューメーカー事業は、採用面接特化型システム「インタビューメーカー」の開発・提供及び就職・採用活動を支援するソリューションを提供する「プロフェッショナルサービス」を展開しております。
(a)インタビューメーカー
イ.インタビューメーカーの概要
インタビューメーカーは、採用面接をオンラインで実施するために必要な多数の機能を提供する、採用面接に特化したSaaS(*7)型システムであります。一般的な会議ツールと比較して、インタビューメーカーの採用選考に特化した各種機能を活用することで、採用形態の多様化やオンラインによる面接の増加等により高度化した採用活動を効率的に実施することが可能となっております。
当社は、サポート体制を構築することで、導入企業がインタビューメーカーを採用フローの中に組込み、円滑に運用できるようサポートいたします。さらに、システム導入時に抱えていた採用課題を、インタビューメーカーを活用して解決するため、定期的な運用検証会の実施を通して採用活動の改善サポートを行っております。
<主な3つの提供機能>
機能 |
内容 |
① Web面接 |
パソコンやスマートフォンを使って、オンラインで遠隔の求職者とリアルタイムで採用面接を行う機能 |
② エントリームービー (録画面接) |
企業が設定した質問への回答や自己PR動画を、求職者自身が撮影・投稿し、録画された動画で採用面接を行う機能 |
③ 応募者管理 |
面接に必要な応募者との日程調整、採用ステータス管理等の採用業務を効率化するアシスト機能 |
ロ.インタビューメーカーの特徴
① Web面接
企業は、インタビューメーカーにおいて、求職者の評価を、オンライン面接しながら管理画面上に入力することが可能となっております。面接はクラウド上に録画データが自動で保存されるため、面接後に動画を振返ることで、再評価を行うことも可能となっております。また、他の面接官が面接動画を閲覧することで、評価の標準化等、企業の面接の質を向上させます。
また、インタビューメーカーはWeb面接を効果的かつ効率的に実施するため、下記の特徴的な機能を提供しております。
機能 |
内容 |
面接ガイド機能 |
Web面接の画面に個社ごとの採用基準及び採用工程に基づいたガイド(台本)を表示 |
コントロールセンター機能 |
実施予定の面接開始状況、実施中の面接状況全体を一元管理 |
面接後アンケート機能 |
求職者からの面接官ごとの評価を可視化 |
② エントリームービー(録画面接)
企業は、エントリーシート等の書類において把握することが難しい人柄や熱量を、動画により事前に把握することができます。また、求職者のスクリーニングを実施することで、選考のスピードアップに繋がります。録画された動画の発話内容は、文字起こしにより文章化、当該文章を基にパラメータを作成することで、「im AIエクスプレス選考 Powered by ExaWizards」により定量的な分析を行うことが可能となっております。
③ 応募者管理
インタビューメーカーは、企業の採用活動にかかる管理・作業工数を削減するためのアシスト機能を提供しております。主な機能は、求職者の基本情報管理や選考ステータスを自動反映する応募者管理機能、カレンダーにて求職者の面接日時を調整する日程調整機能等となっております。
(b)プロフェッショナルサービス
イ.「im AIエクスプレス選考 Powered by ExaWizards」の概要及び特徴
当社は、当社が持つインタビューメーカーの録画面接データと選考結果、株式会社エクサウィザーズが持つAI(*8)アルゴリズムと人事領域でのデータ活用ノウハウを組み合わせることにより、採用選考の効率化を図るサービス「im AIエクスプレス選考 Powered by ExaWizards」を株式会社エクサウィザーズと共同で開発し、提供しております。
当社が提供するサービスは、世の中の一般的な学生の基準や傾向を教師データ(*9)にした汎用モデルではなく、企業独自の求職者とその合否結果のみを教師データに企業独自の採用結果の合否を予測するAIモデルを構築することで、個社ごとの採用活動の支援ができる点が特徴となっております。
AIは企業の採用基準の指標を考慮して、求職者がその企業に適合する人材かどうかの合否判定及び当該合否の確信度を提供いたします。企業の採用担当者は、データを意思決定サポートに用いることで、求職者のスクリーニングの工数削減が期待できます。
サービス |
内容 |
書類選考×AIエクスプレス選考 |
エントリーシートや適性検査(SPI)等の文字データを基にモデルを構築することで採用活動を支援 |
録画面接×AIエクスプレス選考 |
音声・表情を中心にAIの判断基準となるパラメータを定量的に取得し、モデルを構築することで採用活動を支援 |
ロ.AIに関する基本姿勢
当社は、AIに関する漠然とした不安の解消のため、特に「個人情報はどのような形でAIに学習されるのか」、「AIの判定結果がどのような形で選考に役立てられるのか」について、分かりやすく開示していく必要があると考えております。当社は、より良いAIの活用を目的に、当社がAIを活用する際の指針となる、独自の「AIに関する基本姿勢」を、各種指針(注)を参考に策定して開示しております。具体的な取組みとしては、「AIに関する基本姿勢」に基づき組成されたAI委員会が主体となって、求職者に対する職業差別に繋がらないよう、合否判定モデルやその構築プロセスの妥当性について確認しております。
(注)人間中心のAI社会原則(内閣官房2019年)、国際的な議論のためのAI開発ガイドライン(総務省2018年)
(その他事業)
(a)Handy事業
Handy事業は、高校生と、高校生を採用したい企業の距離を近づける求人票デジタル共有システム「Handy進路指導室」を提供しております。
高校生が就職する場合、在籍している学校の先生を介して、就職先を紹介されることが一般的です。学校には、高校生の採用を希望する求人企業から、印字された求人票が郵送やFAXで送り届けられます。学校は、生徒の要望に合致すると思われる求人票を選び出し、生徒に開示します。そして、高校生は、学校に届いたこれらの紙の求人票から、自分の関心や条件に合致する企業を見つけ出し、応募するのが通例となっております。
当社は「Handy進路指導室」にて紙の求人票をクラウドで管理できるような環境を学校に提供することにより、採用DXを促進し、先生の業務負荷を軽減、また、1人1社ずつ応募を行う「1人1社制」の仕組みが根付く高校就活市場において、当社のシステムにより求人票が可視化されることで、高校生は複数社を比較検討した上で就活することが可能となり、高校生の就活市場の活性化が期待できます。
学校は、企業から学校に郵送、または現物にて持ち込まれた求人票を、スマホや複合機により、OCR技術(*10)を用いてスキャンすることで、「Handy進路指導室」上にて企業の求人票が閲覧可能となります。当社のサービスは、生徒が学校の進路指導室にて、紙で掲載された企業一覧表や、ファイリングされた紙の一覧から探していた求人情報をクラウド上で簡単に検索、閲覧することが可能となっている点が特徴となっております。2023年7月期第2四半期末現在452校にて導入いただいております。
求人企業にとっては、企業の意向に基づいた写真や動画等の、求人票では伝えられない視覚的な会社情報や先輩インタビュー等を、システム導入先の学生に向けて、直接情報発信することが可能となっております。
当社は、学校にシステムを無償で提供しており、収益は求人票に加え、高校生に対し会社情報を追加で発信したい企業から得ております。収益構造は、月額基本料金に加え、求人掲載情報量に応じた変動課金制となっております。
(b)トレキャン事業
トレキャン事業は、クラウド型営業育成ロールプレイング(模擬商談)システム「トレキャン」を提供しております。
「トレキャン」は、模範となる営業成績優秀者の営業動画と、営業メンバーにより模倣して撮影された営業の練習動画を比較分析することにより、模範動画と練習動画の一致率を算出いたします。当システムは、AIにより両動画の表情、笑顔の量、スピード、トーン等のスピーチスキル、身振り手振り等の一致率を総合的に判定し、互いの相違点をレポートを通じ定量的な情報とともにフィードバックを行います。
当システムを活用することで営業メンバーは、営業スキルを営業成績優秀者に近づけることが可能となっております。また、模擬商談の結果が自動で判定されることにより、営業メンバーは時間及び場所の制約なく営業トークの模擬練習に取組むことができ、現場に立つまでの時間短縮が見込めます。また、AIにより評価基準が統一されることで、営業の質の標準化に繋がります。
また、当システムによりメンバーのトレーニング実施状況の把握や営業スキルの不足、向上度合いの数値化・可視化を行うことで、効率的、高品質な営業活動を行うための示唆を部門長に提供しております。
<注釈>
*1.DXとは、「デジタルトランスフォーメーション」の略、ITツールやデジタルテクノロジーなどを活用して、企業をはじめとして行政など、様々な業種の内部の業務プロセスの効率化や、サービスの改善を促す活動のこと
*2.インサイドセールスとは、顧客あるいは見込客を訪問せず、インターネットまたは電話を通じて製品やサービスを提案し、商談を進めて受注へと繋げる内勤型営業手法のこと
*3.フィールドセールスとは、顧客あるいは見込客を訪問し、直接の対話を通じて製品やサービスを提案し、商談を進めて受注へと繋げる営業手法のこと
*4.カスタマーサクセスとは、すでに購入した顧客に対し、より上位の商品・サービスを購入してもらうために行う営業手法のこと
*5.アップセルとは、顧客の単価を向上させる取組みのこと
*6.オンボーディングとは、顧客に継続してサービスを利用してもらうため、インターネットサービスなどにおいて、ユーザーがいち早く操作に慣れ、システムを利用できるよう導くためのプロセスのこと
*7.SaaSとは、「Software as a Service」の略、販売会社が提供するサーバーにあるソフトウエアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービスのこと
*8.AIとは、人が実現する様々な知覚や知性を人工的により再現するもの
*9.教師データとは、AIが学習に用いる例題と答えについてのデータ
*10.OCR技術とは、「Optical Character Reader(またはRecognition)」の略、画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能のこと
[事業系統図]
該当事項はありません。
(1)提出会社の状況
|
|
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2023年2月28日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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( |
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|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
デジタルソリューションセールス事業 |
|
( |
インタビューメーカー事業 |
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( |
報告セグメント計 |
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( |
その他 |
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( |
全社(共通) |
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( |
合計 |
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( |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
3.その他として記載されている従業員数は、「Handy事業」及び「トレキャン事業」によるものであります。
4.全社(共通)として記載されている従業員数は、エンジニアの所属する技術本部及び管理部門に所属しているものであります。
5.最近日までの1年間において、従業員が33名減少し、臨時雇用者が53名増加しております。主な理由は、採用コスト削減に伴う採用数の削減によるものであります。
(2)労働組合の状況
当社においては、労使組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。