第二部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

回次

第20期

第21期

決算年月

2018年9月

2019年9月

売上高

(千円)

1,617,103

2,379,019

経常利益

(千円)

169,037

226,579

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

90,092

134,820

包括利益

(千円)

90,092

134,820

純資産額

(千円)

2,673,625

3,044,163

総資産額

(千円)

4,160,716

4,885,196

1株当たり純資産額

(円)

743.67

781.17

1株当たり当期純利益

(円)

25.06

37.50

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

64.26

57.49

自己資本利益率

(%)

3.43

4.92

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

124,526

339,077

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

140,479

171,712

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

12,671

227,167

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

2,740,961

3,135,493

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

38

48

(6)

(10)

 

(注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

3.株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

4.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を含む。)は、1年間の平均人員を()外数で記載しております。

5.前連結会計年度(第20期)及び当連結会計年度(第21期)の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づいて作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。

6.第20期において子会社における過年度の売上計上に係る誤謬の訂正を行い、当該過年度の誤謬の訂正による累積的影響額14,962千円を第21期の連結計算書類における期首の純資産額に反映させた結果、誤謬の訂正による修正再表示を反映している第20期及び第21期の連結財務諸表の数値と定時株主総会において承認された連結計算書類の数値が一部異なっております。

7.2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。第20期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2015年9月

2016年9月

2017年9月

2018年9月

2019年9月

売上高

(千円)

405,998

713,220

1,051,211

1,314,934

2,040,761

経常利益

(千円)

47,534

85,079

92,532

103,365

148,627

当期純利益

(千円)

47,244

93,857

66,061

66,433

104,694

資本金

(千円)

100,000

1,173,184

1,173,309

1,173,309

1,173,309

発行済株式総数

(株)

38,497

119,589

119,839

119,839

119,839

純資産額

(千円)

260,355

2,500,581

2,566,893

2,633,327

2,738,021

総資産額

(千円)

678,479

3,704,025

4,082,126

3,982,467

4,402,378

1株当たり純資産額

(円)

6,763.01

20,909.79

21,419.52

732.46

761.58

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益

(円)

1,656.01

2,045.01

551.35

18.48

29.12

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

38.37

67.51

62.88

66.12

62.19

自己資本利益率

(%)

39.04

6.80

2.61

2.56

3.90

株価収益率

(倍)

配当性向

(%)

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

12

18

24

30

37

(2)

(2)

(4)

(6)

(9)

 

(注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.1株当たり配当額は、配当を実施していないため、記載しておりません。

3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。

4.株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

5.従業員数は就業人員(当社からグループ外への出向者を除き、グループ外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を含む。)は、1年間の平均人員を()外数で記載しております。

6.配当性向は、配当を実施していないため、記載しておりません。

7.前事業年度(第20期)及び当事業年度(第21期)の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。第17期、第18期及び第19期の財務諸表については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。

8.2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。第20期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

 

9.当社は、2020年2月14日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を行っております。

そこで、東京証券取引所自主規制法人の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第17期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。

なお、第19期以前の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)について、有限責任監査法人トーマツの監査を受けておりません。

 

 

第17期

2015年9月

第18期

2016年9月

第19期

2017年9月

第20期

2018年9月

第21期

2019年9月

1株当たり純資産額

(円)

225.43

696.99

713.98

732.46

761.58

1株当たり当期純利益

(円)

55.20

68.17

18.38

18.48

29.12

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

1株当たり配当額

(1株当たり中間配当額)

(円)

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

 

 

 

2 【沿革】

当社の前身である株式会社シー・オー・シーは、デビットカード(J-Debit)の通信・決済代行を行う情報処理センターとして、株式会社アイネス、メモレックス・テレックス株式会社、エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社及び株式会社データアプリケーションの共同出資により1999年に設立されました。

その後、2010年にGMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下、「GMO-PG」という。)の持分法適用関連会社としてGMOインターネットグループ入りしました。2015年に商号を「GMOフィナンシャルゲート株式会社」に変更し、2016年9月にGMO-PGを引受先とした第三者割当増資を行いGMO-PGの連結子会社となりました。

株式会社シー・オー・シー設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。

 

年月

概要

1999年9月

東京都港区赤坂において、デビットカード(J-Debit)の通信・決済代行を行う情報処理センターとして株式会社シー・オー・シー(現当社)を設立(資本金60百万円)

2000年1月

日本デビットカード推進協議会に加入、同年3月デビットカード(J-Debit)決済サービス開始

2000年3月

資本金を205百万円に増資、発行済株式総数4,100株

2001年8月

日本クレジットカード協会から情報処理センター認定取得、クレジット決済サービス開始

2002年2月

資本金を385百万円に増資、発行済株式総数7,700株

2009年2月

本社を神奈川県川崎市に移転

2009年11月

全株式を株式会社アイネスが取得

2009年12月

資本金を410百万円に増資、発行済株式総数8,700株

2010年1月

全株式をGMO-PGが株式会社アイネスから取得

2010年1月

普通株式300株を1株に併合 発行済株式総数29株

2010年1月

資本金を411百万円に増資、発行済株式総数155株、GMO-PGの持分法適用関連会社となる

2010年3月

本社を東京都渋谷区に移転

2010年9月

資本金を減少 資本金46百万円

2011年9月

三菱UFJキャピタル株式会社及びSMBCベンチャーキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を79百万円に増資

2011年10月~12月

三井住友カード株式会社、株式会社クレディセゾン及びユーシーカード株式会社等を引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を107百万円に増資

2012年7月

ユーシーカード株式会社から包括代理加盟店契約権を許諾され、クレジットカード決済代行サービス開始

2012年8月

銀聯カード決済サービス提供を開始

2014年4月

NFC対応の決済端末の運用開始

2015年4月

商号を「GMOフィナンシャルゲート株式会社」へ変更

2015年5月

GMO-PG、大和企業投資株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社及びみずほキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を229百万円に増資

2015年9月

資本金を減少 資本金100百万円

2016年1月

ハイブリッド型決済端末VEGA3000の発売開始

 

 

 

年月

概要

2016年6月

楽天Rポイントを軸に加盟店開拓事業会社とアライアンス合意し加盟店獲得開始

2016年9月

GMO-PG等を引受先とした第三者割当増資を実施、資本金を1,173百万円に増資、GMO-PGの連結子会社となる

2016年9月

グローバルカードシステム株式会社(現連結子会社)を100%子会社化

2016年12月

主力端末VEGA3000に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のT-POINT処理アプリケーションを追加搭載

2017年3月

株式会社NTTドコモがdポイント処理アプリ搭載端末にVEGA3000を選定

2017年3月

クレジットカード決済に関する世界標準のセキュリティ基準PCIDSSに完全準拠し、決済情報処理センターとしての堅確性・セキュリティレベルを確立

2017年4月

株式会社北國銀行がクレジットカード会社としてのライセンスを得て、加盟店獲得事業展開に際してVEGA3000の採用を決定

2017年6月

VEGA3000のPOS連動アプリケーションが完成

2017年10月

事業領域拡大戦略として、組込端末による決済サービス立上げを決定し、NAYAX社端末を選定して飲料メーカー・自販機メーカーへの営業活動を開始

2017年12月

りそな銀行グループがクレジットカード会社のライセンスを取得し、加盟店向け端末にVEGA3000の採用を決定

2018年1月

株式会社伊藤園の飲料自販機にNAYAX組込端末を搭載、りそな銀行の首都圏店舗ロビーに設置開始

2018年4月

中国系QR決済 Alipay、WeChatPay対応のアプリケーションを開発し決済サービス開始

2019年5月

ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社、三井住友カード株式会社との新たなアライアンス協議を推進し基本合意書締結

2019年8月

三井住友カード株式会社と合弁でGMOデータ株式会社(現連結子会社)を設立

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社(GMO-FG)及び当社連結子会社のグローバルカードシステム株式会社(GCS)並びにGMOデータ株式会社(GMO-DATA)の3社からなり、電子商取引(EC)事業者を対象とする非対面決済サービス事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社の連結子会社として、キャッシュレス決済市場において対面決済サービス事業を展開しております。なお、当連結会計年度において当社グループは、対面決済サービス事業を単一の報告セグメントとしているため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、以下、当社グループの事業について、決済処理サービス、決済代行サービスに分けてその内容を記載します。

 

当社グループ事業系統図は次のとおりです。


(注) 1.決済処理サービスは次のとおりに分類されます。

①決済端末販売

②決済情報処理センター接続サービス

③売上情報処理サービス

④ヘルプデスク・サービス

⑤印字用ロール紙販売

⑥モバイル決済端末に関わる通信サービス

⑦決済アプリケーション

⑧その他決済情報処理及び決済情報提供サービス

2.決済代行サービスは、包括加盟代理サービス並びに加盟店取次サービスに分類されます。

3.加盟店の売上代金より、当社が直接差引く手数料。

4.加盟店の売上金額に応じて、決済事業者より入金される手数料。

5.GCSは決済代行サービスを提供しております。

6.GMO-DATAは決済情報処理センターを運営しております。

 

 

(1) 売上高の区分

当社グループは、提供する対面決済サービスについて、サービスの内容に従って「イニシャル」「ストック」「フィー」「スプレッド」の4つに売上を区分しております。

当社グループにとって、決済端末は全てのビジネスの起点です。決済処理サービスにおいては、決済端末販売によりイニシャルが計上され、決済端末の稼働数の増加によりストック・フィーが増加します。決済代行サービスにおいても、決済端末販売によりイニシャルが計上され、加盟店獲得がストック・フィーの増加とともに、スプレッドの増加につながっております。

 

イニシャル(イニシャル売上)

決済端末売上、開発受託売上、初期登録料売上等

ストック(固定費売上)

カード会社や加盟店単位の月額固定売上、台数単位通信料売上等

フィー(処理料売上)

決済件数に応じた処理料売上、ロール紙売上等

スプレッド(加盟店売上)

決済金額に応じた手数料売上

 

 

■イニシャル(イニシャル売上)

当社グループは、決済端末を各種決済サービスの起点として位置付けております。

加盟店が決済端末を導入する際には、当社は決済端末代金の請求に加えて、搭載アプリケーションのライセンス料や、加盟店の情報を決済処理センターに登録する登録費用等の初期費用をクレジットカード会社等の決済事業者または加盟店に請求しております。加えて、加盟店の個別要望に応じた端末アプリケーションの開発・カスタマイズ費用、アライアンス事業者との接続費用・決済アプリケーションの開発費用等を加盟店及び決済事業者等に請求しております。このようにスポット的にあるいは初回のみ売上請求するものを「イニシャル」と区分しております。加盟店数の拡大やアプリケーション開発要望が多様化する事がイニシャルの拡大に繋がります。

 

■ストック(固定費売上)

当社グループは、決済処理サービスを提供するにあたって、決済金額の明細データの提供やシステム接続サービスならびに通信環境の提供を行っており、その対価をクレジットカード会社等の決済事業者または加盟店に請求しております。これらはクレジットカード利用額や決済件数の規模に関わらず、月次あるいは定期的に請求する固定的に計上される売上です。このような固定的な売上を「ストック」と区分しています。累積の加盟店数や決済端末数、接続クレジットカード会社数などの拡大がストックの拡大に繋がります。

 

■フィー(処理料売上)

当社グループは、加盟店とクレジットカード会社に対して決済処理サービスを提供し、決済の処理件数に応じた対価を請求しています。オンライン環境でリアルタイムの決済処理サービスを提供しており、通常は1件当たりの決済処理金額を定め、月間の決済処理件数を乗じて請求しておりますが、決済処理件数のボリューム幅毎に固定金額を定めて請求する場合もあります。また、この決済処理サービスは24時間365日対応のヘルプデスク・サービスを包含しております。ヘルプデスク・サービスの利用料金は決済件数比例ではなく、利用回数に応じた料金をクレジットカード会社等の決済事業者または加盟店に請求しております。また、決済端末が使用・費消するロール紙代金は、クレジットカード会社等の決済事業者または加盟店に請求しております。このような処理件数に比例した売上を「フィー」と区分しております。大型加盟店の獲得や決済端末数の増加に伴って売上処理件数が増加し、フィーが拡大します。

 

 

■スプレッド(加盟店売上)

スプレッドは、決済代行サービスの提供によって得られる売上です。当社グループが、加盟店とクレジットカード会社等の決済事業者との契約をまとめて締結し、加盟店への決済代金の入金も各決済事業者に代わり一括して請負う包括加盟店サービスが決済代行サービスで、加盟店での決済金額に対して料率で課金する加盟店手数料です。また、当社グループが、売上代金の加盟店への入金に関わらない契約方式においては、加盟店の売上金額に応じて、クレジットカード会社等の決済事業者より、取次手数料が、当社グループに入金されます。この、加盟店手数料及び取次手数料を「スプレッド」と区分しています。加盟店数や決済端末数連動ではなく、決済金額そのものに連動するため大型のチェーン店・専門店の獲得は勿論のこと、現金決済に代わるキャッシュレス決済の金額増加に伴ってスプレッドが拡大します。

 

このように、加盟店数、決済端末数、決済処理件数、決済金額という要素が相互に連携した形で当社グループの売上が構成されていますので、各要素の切り口から拡大策を立案し実行していくことが最終的に全体の売上を押し上げることに繋がります。なお、当連結会計年度において当社グループは、対面決済サービス事業を単一の報告セグメントとしているため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、「決済処理サービス」及び「決済代行サービス」が当社グループを構成する事業となるため、以下その内容を記載します。

 

(2) 決済処理サービス

①決済情報処理センター

決済処理サービスにおいては、小売・飲食等の加盟店が消費者に商品・サービスを販売する際に必要な、クレジットカード会社等の決済事業者の与信情報処理サービスおよび売上情報処理サービスを提供しております。

当社グループは決済情報の伝送について、電気通信事業法に基づく、届出電気通信事業者(旧 一般第二種電気通信事業者)として、日本クレジットカード協会(以下、JCCA)(注1)の共同利用システム(注2)に参加し、CCT(決済端末)(注3)の提供と「CCTセンター」と呼ばれる決済情報処理センターを運営しております。決済情報処理センターにおいては、24時間365日対応のヘルプデスク(コールセンター)も含めて運用を行い、物販・飲食・サービス等様々な業種の加盟店向けに安心・安全な決済処理サービスを提供しております。

 


 

また、この決済情報処理センターに接続する決済端末は、JCCAの求める機能要件を満たす必要があるため、当社グループが開発して、加盟店に提供しております。2019年9月末現在における、当社決済情報処理センター接続の稼働決済端末数は約37,000台、契約加盟店数は約8,000(法人数)、月間のクレジットカード決済情報処理件数は約300万件超、月間の決済金額は約300億円超となっております。接続クレジットカード会社は銀行系・信販系・流通系含めて38社、更にJ-Debit決済(注4)では、ゆうちょ銀行を含めた全国金融機関と接続しております。

 

 

(注) 1.クレジットカード社会の健全な発展を目的に、銀行系クレジットカード会社によって1984年に発足したクレジット業界の総合団体。

2.複数のカード会社が相乗りで利用する端末・センターの管理・運営の仕組み。

3.信用照会共同利用端末(Credit Center Terminal)の略。

4.電子決済推進機構(旧 日本デビットカード推進協議会)の提供する即時決済サービス。

 

 

②決済処理サービスに係るビジネスモデルについて

決済端末の接続方式による2つの売上区分と加盟店との契約方式による2つの売上区分の計4つに分類されます。なお、以下記載の、CCT(決済端末)とはJCCAにおいて共同利用端末として登録された決済端末で、POS端末とはJCCAが関与しない加盟店独自の決済端末という位置づけです。

 

(接続方式)

a.CCT接続方式

決済情報処理センター(当社)が独自に定める通信手順を使用して端末を接続する方式で、決済端末の所有権はクレジットカード会社となります。

 

b.加盟店POS接続方式

加盟店が独自に準備した決済端末を、当社が定める通信手順を使用して端末を決済情報処理センター(当社)と接続する方式で、決済端末の所有権は加盟店となります。

 

(契約形態)

c.直接加盟店契約

加盟店がクレジットカード会社と個別に契約する契約形態。

d.包括加盟店契約

当社が加盟店を包括的に代理してクレジットカード会社と加盟店契約を締結する契約形態。

 

(a) CCT接続方式/直接加盟店契約

信用照会共同利用端末はクレジットカード会社から加盟店に貸与(有償/無償)されます。

加盟店契約は、クレジットカード会社と加盟店間の直接契約になります。

加盟店の売上代金は、クレジットカード会社から加盟店に直接入金されます。


 

 

当社は決済処理サービスに関して、下記をクレジットカード会社から獲得します。

・信用照会共同利用端末代金

・決済情報処理センター接続サービスに関する基本料金及び各種サービス利用料

・売上情報処理料並びに加盟店が費消するロール紙代金

 

信用照会共同利用端末代金は、イニシャル(イニシャル売上)として計上しております。決済情報処理センター接続に関する基本料については、ストック(固定費売上)として計上しております。決済情報処理センター接続サービスに関する各種サービス利用料及び売上情報処理等による収入は、フィー(処理料売上)として計上しております。

また、当社は下記を加盟店から獲得します。

・信用照会共同利用端末搭載のアプリケーション利用料(注1)

・モバイル型信用照会共同利用端末の通信料(注2)

当該収入は当社の会計上はストック(固定費売上)として計上しております。

 

(注) 1.決済端末に搭載する、銀聯決済・各種電子マネー決済等の決済処理に対応した、当社が開発したアプリケーション

2.モバイル型信用照会共同利用端末におけるモバイル通信に必要なSIMカードの月額基本料金

 

(b) CCT接続方式/包括加盟店契約

信用照会共同利用端末はクレジットカード会社から加盟店に貸与(有償/無償)されます。

加盟店とクレジットカード会社との加盟店契約を当社が代行します。

加盟店の売上代金は、クレジットカード会社から当社に入金され、当社が加盟店に入金します。

 

 


 

当社はクレジットカード会社からの収入に加え、下記を加盟店から獲得します。

・加盟店の売上代金を入金する際に得る、売上代金に対する手数料

・決済端末搭載のアプリケーション利用料

・モバイル型決済端末の通信料

・決済代行サービスに関する各種サービス利用料

 

決済端末代金はイニシャル(イニシャル売上)として、売上代金に対する収入はスプレッド(加盟店売上)として計上しております。決済端末搭載のアプリケーション利用料・モバイル型決済端末の通信料・決済代行サービスに関する各種サービス利用料は、ストック(固定費売上)として計上しております。

 

(c) 加盟店POS接続方式/直接加盟店契約

決済端末は、当社グループから加盟店に直接販売します。

加盟店契約は、クレジットカード会社と加盟店間の直接契約になります。

加盟店の売上代金は、クレジットカード会社から加盟店に直接入金されます。


 

当社は決済処理サービスに関して、下記を加盟店から獲得します。

・決済端末代金

・決済情報処理センター接続サービスに関する基本料金及び各種サービス利用料

・売上データ処理料並びに加盟店が費消するロール紙代金

・決済端末搭載のアプリケーション利用料

・モバイル型決済端末の通信料

 

決済端末代金は、イニシャル(イニシャル売上)として計上しています。センター接続に関する収入及びアプリケーション利用料・モバイル型決済端末の通信料はストック(固定費売上)として計上しています。売上データ処理等並びにロール紙販売による収入は、フィー(処理料売上)として計上しています。

 

(d) 加盟店POS接続方式/包括加盟店契約

決済端末は、当社グループが加盟店に直接販売します。

加盟店とクレジットカード会社との加盟店契約を当社が包括的に代理して行います。

加盟店の売上代金は、クレジットカード会社から当社に入金され、当社が加盟店に入金します。

 


当社は、下記を加盟店から獲得します。

 

・決済端末代金

・決済情報処理センター接続サービスに関する基本料金及び各種サービス利用料

・売上情報処理料並びに加盟店が費消するロール紙代金

・端末搭載の決済アプリケーション利用料

・モバイル型決済端末の通信料

・加盟店の売上代金に対する手数料

 

決済端末代金は、イニシャル(イニシャル売上)として計上しております。センター接続に関する収入及びアプリケーション利用料・モバイル型決済端末の通信料は、ストック(固定費売上)として計上しております。売上情報処理料及びロール紙代金は、フィー(処理料売上)として計上しております。

加盟店の売上代金に対する手数料は、スプレッド(加盟店売上)として計上しております。

 

 

③決済端末

当社グループにとって、決済端末は全てのビジネスの起点です。

当社グループは、国際的な決済技術の革新をいち早くとらえ、キャッシュレス決済市場における技術革新の取り込みや経済合理性の高さの観点から、グローバルメーカー製の決済端末を調達し、加盟店に提供しております。

調査会社ニールセンのPOS決済端末(いわゆる決済端末)出荷台数において、グローバルランキング(SEPTEMBER 2018, THE NILSON REPORT,『POS Terminal Shipments 2017』)1位のフランスIngenico社製決済端末をIngenico Japan株式会社経由で、同10位の台湾Castles Technology社製決済端末を日本に於ける認定代理店経由で、さらに新たに組込型決済端末ベンダー(同ランクは36位であるが組込型端末専業メーカー)であるイスラエルNAYAX社製の組込専用決済端末を同社日本法人経由で調達しています。

当社グループの調達先であるグローバルメーカー各社の生産台数は日本のトップメーカーの数倍~数十倍の規模であることから、量産効果が働き、経済合理性に優れた決済端末の調達が可能になっております。

加盟店が求めるキャッシュレス決済手段は、クレジットカード決済、デビットカード決済、電子マネー決済、ポイントカード決済、プリペイドカード決済、ウォレット決済など多岐にわたります。

当社グループが提供する決済端末は、加盟店の求める多岐にわたるキャッシュレス決済手段に対応しております。当社グループの決済処理サービスは、「接触型」の主流であるクレジットカード決済、デビットカード決済のみならず、近年、主に少額決済シーンで利用が増加している「非接触型」の電子マネー決済、スマートフォンで表示・読取りを行う「コード型」の決済等の全てに対応可能な決済サービスです。

当社グループの決済処理サービスは、消費者が実店舗の店頭や自動販売機・自動精算機において選択する「接触型」「非接触型」「コード型」の3パターンの決済手段に1台の決済端末で対応しております。これにより、店頭や自動販売機・自動精算機における消費者への多様なキャッシュレス決済の利便性提供と、加盟店における現金授受・管理に伴う煩雑さからの解放によるサービス提供への注力など営業効率の向上が可能な決済サービスを実現しております。

 

キャッシュレス決済手段の例は次のとおりであります。

 

接触型

非接触型

コード型

サービス

 

 

 

クレジットカード

デビットカード

プリペイドカード

ギフトカード

全国版交通系電子マネー

全国版流通系電子マネー

地域事者系電子マネー

 

バーコード決済

QRコード決済

 

 

インターフェース

 

磁気カード

接触ICカード

非接触ICカード

スマートフォン

磁気カード

スマートフォン

代表的なサービス

 

 

 

 

国際ブランドクレジットカード(Visa・Mastercard・AMEX・JCB等)

キャッシュカード

各種プリペイドカード

Suica、PASMO等

iD・楽天Edy・WAON・nanaco等

HIROCA等

 

T-POINT、dポイント等

LINEpay、d払い等

微信支付(ウィーチャットペイ)

支付宝(アリペイ)等

 

 

 

④決済アプリケーション

キャッシュレス決済市場において決済端末を利用するためには、クレジットカード、デビットカード、各種ポイント、電子マネー、QRコード、ウォレット等の支払いに対応する決済アプリケーションを決済端末に搭載する必要があります。決済端末に搭載する決済アプリケーションは、開発要件定義を当社で行い、開発作業はグローバルメーカー日本支社や日本認定代理店に委託しています。決済端末アプリ開発作業を外部に委託することで、自社技術要員は主に決済情報処理センター側の機能開発やセキュリティ強化に注力することが可能となり、決済端末と決済情報処理センターが一体となったソリューションサービスの展開を実現しております。

 

(決済手段と決済処理サービス相関図)

 


 

当社グループが提供する決済端末搭載の決済アプリケーションは、Visa・Mastercard・JCBなどの国際ブランドカード会社が発行するデビット・クレジットカード、交通・流通系電子マネー、Alipay・WeChatPay(注1)、ウォレットでのQR・バーコード等様々なキャッシュレス決済に対応しております。また、改正割賦販売法への対応が求められているIC取引化(注2)、PCIDSS(注3)にも適応しており、法令対応の面でのサポートも充実しております。

このような多機能な決済アプリケーションが高く評価され、当社は、りそな銀行グループが展開するキャッシュレス決済プラットフォーム(注4)において、パートナー企業の一社に選定されております。

 

 

 

(注) 1.中国で一般的に広く利用されているスマートフォン決済アプリ。

2.カード情報をICチップに暗号化して格納したICカードを、加盟店に設置されたICチップ読み取り機能を持ったカード決済端末で処理する取引。磁気ストライプ取引のようにカード情報を盗み取るスキミング被害は発生しない。

3.Payment Card Industry Data Security Standardの略。

加盟店やサービス・プロバイダにおいて、クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定された、クレジットカード業界のセキュリティ基準。

4.りそな銀行HPご参照(https://www.resonabank.co.jp/about/newsrelease/detail/20180830_1a.html)。

 

 

(3) 決済代行サービス

当社はCCT(決済端末)を擁するCCTセンターとして、加盟店に対する決済データ処理料およびロール紙の請求を行わないモデルで、設立当初から決済処理サービスを提供しております。加えて、2012年より、クレジットカード会社と包括加盟店契約(包括代理)を締結し、加盟店審査や申込みなどの煩雑な手続きを一括処理できるCCTセンターとして、決済代行サービスを展開しております。この包括加盟店契約は、当社に加盟店の決済金額に応じたスプレッド収益をもたらします。

 

①決済代行サービスに係るビジネスモデル

決済代行サービスは契約方式により、代理方式と取次方式の2つに区分されます。

 

a.包括加盟店(包括代理)契約

当社グループは加盟店獲得活動を行い、加盟店とクレジットカード会社との加盟店契約を当社が代行します。加盟店の売上代金は、クレジットカード会社から当社に入金され、当社が決済代行手数料を差し引いた上で加盟店に送金します。


 

b.加盟店取次契約

当社グループは加盟店獲得活動を行いますが、加盟店はクレジットカード会社等の決済事業者と直接加盟店契約を締結します。加盟店の売上代金は、クレジットカード会社等から直接加盟店に入金されます。当社グループは、クレジットカード会社等より、加盟店の決済金額に応じた手数料を獲得します。


 

 

(4) 事業の特徴

当社グループの対面決済サービス事業の主な特徴は以下のとおりです。

 

①お客様の業種・業態に応じた多様な決済サービスのご提供

当社グループは、これまでに多種多様な業種の加盟店へ決済端末を提供しております。例えば、飲食店には据置型決済端末、タクシーにはモバイル型決済端末、大学病院やゴルフ場・駐車場には自動精算機搭載の決済端末など様々な業種の加盟店のキャッシュレス決済シーンで最適な決済端末をご利用いただけるよう提案をし、加盟店数や決済端末数を拡大しております。

 

②高機能なハイブリッド型決済端末を提供

当社グループが調達・開発して加盟店に提供する決済端末は、NFCカード(注1)リーダー機構ならびにPin pad(注2)機構やプリンターが一体となったオールインワン型で、更に内蔵カメラや外付けスキャナーで、バーコードやQRコードの読み取りも可能なものとなっております。決済種別についても、クレジットカードや電子マネーの他にポイントカードやプリペイドカード、QRコード・バーコード決済対応も可能となっております。

 

③アプリケーション・アライアンス

当社グループは、ポイント決済事業者やQRコード決済事業者、ウォレット決済事業者、プリペイドカード決済事業者など、加盟店開拓と決済サービス提供をコアビジネスとする複数企業と提携を進めております。1台の決済端末にクレジットカード決済機能や電子マネー決済機能だけでなく、ポイントカードやプリペイドカード、QRコードやウォレットによる決済機能も搭載し、決済端末としての付加価値を高めるとともに、これら決済サービス事業者の加盟店開拓力による当社決済端末の設置拡大を進めております。当社では、このようなスキームを「アプリケーション・アライアンス」と呼称しております。

 

本書提出日現在の主なアプリケーション・アライアンスの対象先は以下のとおりです。

 

■カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

T-POINT(Tポイント)

■株式会社NTTドコモ

dポイント

■楽天株式会社

Rポイント(楽天ポイント)

■株式会社りそな銀行

りそなウォレット

■イオンリテール株式会社

WAONポイント

■凸版印刷株式会社

プリペイドカード

■アララ株式会社

プリペイドカード

 

 

 

④大手クレジットカード会社との協業による「総合決済プラットフォーム」の提供

当社は、グローバルメーカーの端末採用や搭載する決済アプリケーションの拡充および決済処理センター機能のレベルアップを図ることで事業の拡張を進めて参りました。この間、テクノロジーの進化によるキャッシュレス決済のモデルとプロセスも革新が進み、Android端末・QRコード決済の登場と浸透を契機とした更なるローコストオペレーションと複合決済(クレジット・電子マネー・ポイントの組合せ決済とCRM連携)へ対応することが、キャッシュレス決済市場においての期待値となっております。

このような背景のなか、三井住友フィナンシャルグループの三井住友カード株式会社と戦略方針について合意し、同社と合弁で、2019年8月、GMOデータ株式会社を設立するとともにGMOペイメントゲートウェイ株式会社、三井住友カード株式会社、当社及びGMOデータ株式会社の4社間で業務提携契約を締結しました。GMOデータ株式会社は、次世代プラットフォーム(広範な決済処理サービスと決済ネットワークサービス)をワンストップかつローコストで提供して参ります。この枠組みはビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社とも連携しております。また、経済合理性と汎用性の高い端末を、三井住友カード株式会社、パナソニック株式会社と共同で、物販・飲食・サービスを展開する大手加盟店への導入を推進して参ります。

 


 

 

⑤決済代行20年の実績と信頼

当社は、日本クレジットカード協会(JCCA)の要件を満たすCCTセンターとして、サービス開始以来20年間、加盟店のコスト軽減に貢献すると共に、プライバシーマークの取得やクレジット業界のセキュリティ基準であるPCIDSSに準拠した、安心・安全なセンター運営と決済サービスの提供をしております。

 

 

 

(注) 1.ソニーとNXPセミコンダクターズ(旧フィリップス)が開発した国際標準の近距離無線通信規格を利用する非接触ICカード。

2.Personal Identification Number Padの略。

店頭でICカード対応のクレジットカードを使用する際、暗証番号を入力する端末のこと。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

 

 

GMOインターネット株式会社(注)1、2

東京都

渋谷区

5,000,000

総合インターネット事業

被所有

64.8

(64.8)

営業上の取引

管理業務委託

GMOペイメントゲートウェイ株式会社(注)1

東京都

渋谷区

4,712,900

インターネットインフラ事業

被所有

64.8

営業上の取引

事務所の賃借

役員の兼任2名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

グローバルカードシステム株式会社(注)3、6

東京都

渋谷区

10,000

対面決済サービス事業

100.0

営業上の取引

管理業務受託

役員の兼任1名

GMOデータ株式会社

(注)4、5

東京都

渋谷区

245,000

対面決済サービス事業

51.0

営業上の取引

管理業務受託

役員の兼任2名

 

(注) 1.GMOインターネット株式会社ならびにGMOペイメントゲートウェイ株式会社は有価証券報告書を提出しております。

2.議決権の所有割合の()内は間接保有割合で内数であります。

3.当社は2016年9月にグローバルカードシステム株式会社を完全子会社化しました。

4.当社は2019年8月に三井住友カード株式会社との合弁事業としてGMOデータ株式会社を設立しました。

5.特定子会社であります。

6.グローバルカードシステム株式会社については、売上高(連結相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主な損益情報等

(1)

売上高

344,678

千円

(2)

経常利益

169,763

千円

(3)

当期純利益

108,829

千円

(4)

純資産額

385,407

千円

(5)

総資産額

471,113

千円

 

 

 

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2020年4月30日現在

従業員数(名)

51

(10)

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を()外数で記載しております。

2.当社グループは「対面決済サービス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2) 提出会社の状況

2020年4月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

39

(11)

40.1

3.9

7,990

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を()外数で記載しております。

2.平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は「対面決済サービス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには労働組合はございませんが、労使関係は円満に推移しております。