回次 |
第11期 |
第12期 |
|
決算年月 |
2017年7月 |
2018年7月 |
|
売上高 |
(千円) |
|
|
経常利益 |
(千円) |
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) |
(千円) |
△ |
|
包括利益 |
(千円) |
|
|
純資産額 |
(千円) |
|
|
総資産額 |
(千円) |
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
△ |
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
△ |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
|
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
(千円) |
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.2019年4月22日開催の取締役会決議により、2019年5月11日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っておりますが、第11期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額を算出しております。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第11期は潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので、また1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。また、第12期は潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
4.第11期の自己資本利益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.従業員数は、当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
7.第11期及び第12期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、PwCあらた有限責任監査法人により監査を受けております。
回次 |
第8期 |
第9期 |
第10期 |
第11期 |
第12期 |
|
決算年月 |
2014年7月 |
2015年7月 |
2016年7月 |
2017年7月 |
2018年7月 |
|
売上高 |
(千円) |
|
|
|
|
|
経常利益又は経常損失(△) |
(千円) |
|
△ |
|
△ |
|
当期純利益又は当期純損失(△) |
(千円) |
|
△ |
|
|
|
資本金 |
(千円) |
|
|
|
|
|
発行済株式総数 |
(株) |
|
|
|
|
|
普通株式 |
|
|
|
|
|
|
A種優先株式 |
|
|
|
|
|
|
純資産額 |
(千円) |
|
|
|
|
|
総資産額 |
(千円) |
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
|
|
1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
|
|
(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
|
△ |
|
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
配当性向 |
(%) |
|
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
|
|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.当社は、2016年5月24日開催の取締役会決議により、2016年6月17日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っておりますが、第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算出しております。また、当社は、2019年4月22日開催の取締役会決議により、2019年5月11日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っておりますが、第11期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算出しております。
3.第8期、第10期、第11期及び第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。第9期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので、また1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。
4.第9期の自己資本利益率については、当期純損失であるため記載しておりません。
5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.従業員数は、当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
7.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。
8.第11期及び第12期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、PwCあらた有限責任監査法人の監査を受けております。
なお、第8期、第9期及び第10期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しております。また、当該各数値については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づくPwCあらた有限責任監査法人の監査を受けておりません。
9.2019年4月5日付で、A種優先株主の株主取得請求権の行使を受けたことにより、全てのA種優先株式を自己株式として取得し、対価として当該A種優先株式1株につき普通株式1株を交付しております。また、同日付で当該A種優先株式の全てを消却しております。なお、当社は、2019年5月10日開催の臨時株主総会において、種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止しております。
10.当社は、2016年6月17日付で普通株式1株につき2株の株式分割、2019年5月11日付で普通株式1株につき1,000株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第8期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第8期から第10期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、PwCあらた有限責任監査法人の監査を受けておりません。
回次 |
第8期 |
第9期 |
第10期 |
第11期 |
第12期 |
|
決算年月 |
2014年7月 |
2015年7月 |
2016年7月 |
2017年7月 |
2018年7月 |
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
93.52 |
72.31 |
103.59 |
82.29 |
170.73 |
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
12.49 |
△21.24 |
31.28 |
4.18 |
77.51 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
- |
- |
- |
- |
- |
1株当たり配当額 |
(円) |
- |
- |
- |
- |
- |
(うち1株当たり中間配当額) |
(-) |
(-) |
(-) |
(-) |
(-) |
年月 |
事項 |
2007年5月 |
東京都中野区においてトレーディングカードゲーム事業等を幅広く展開することを目的に当社を設立(資本金1,000千円) |
2007年9月 |
「ブシロードトレーディングカードセレクション」発売 |
2008年3月 |
トレーディングカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」発売 |
2008年7月 |
トレーディングカードゲーム「サンデーVSマガジンTCG」発売 |
2009年3月 |
㈱響(注)(現、㈱ブシロードメディア)を設立 |
|
トレーディングカードゲーム「ChaosTCG」発売 |
2009年6月 |
カードサプライ「ブシロードスリーブコレクション」発売 |
2009年7月 |
アンテナショップ「秋葉原ブシロードTCGステーション」開店 |
2009年10月 |
トレーディングカードゲーム「ヴィクトリースパーク」発売 |
2010年7月 |
ミルキィホームズ ライブ「ミルキィホームズ ファーストライブ」開催 |
2010年10月 |
TVアニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」放送開始 |
2010年11月 |
シンガポールに現地法人Bushiroad South East Asia Pte. Ltd.(現、Bushiroad International Pte. Ltd.)を設立 |
2010年12月 |
PSP®ゲームソフト「探偵オペラ ミルキィホームズ」発売 |
2011年2月 |
トレーディングカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」発売 |
2011年8月 |
トレーディングカードゲーム「モンスター・コレクションTCG」取扱い開始 |
2012年1月 |
㈱ユークスからの株式取得により新日本プロレスリング㈱を子会社化 |
2012年5月 |
アメリカに現地法人Bushiroad USA Inc.を設立 |
|
ミルキィホームズ ライブ「ミルキィホームズ ライブ in 武道館」開催 |
2012年10月 |
㈱響ミュージック(現、㈱ブシロードミュージック)を設立 |
|
ハイブリッドトレーディングカードゲーム「キング オブ プロレスリング」発売 |
2012年12月 |
モバイルオンラインゲーム「ブシモ」サービス開始 |
2013年4月 |
モバイルオンラインゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」配信開始 |
2013年9月 |
コミック&TCG情報誌「月刊ブシロード」創刊 |
2013年12月 |
TVアニメ「熱風海陸ブシロード」放送 |
2014年1月 |
トレーディングカードゲーム「フューチャーカード バディファイト」発売 |
2014年4月 |
情報バラエティ番組「月刊ブシロードTV」放送開始 |
2014年7月 |
モバイルオンラインゲーム「しろくろジョーカー」配信開始 |
2014年10月 |
ドイツに現地法人Bushiroad Europe GmbHを設立 |
2014年12月 2015年1月 |
新日本プロレスリング「新日本プロレスワールド」配信開始 月刊ブシロードにて「BanG_Dream!(バンドリ!) [星の鼓動 (スタービート)]」連載開始 |
2015年2月 |
㈱アルカード(現、㈱ブシロードクリエイティブ)を設立 |
2015年4月 |
BanG Dream!(バンドリ!) ライブ「春、バンド始めました!」開催 |
2015年6月 |
シンガポールにて「CharaExpo 2015」開催 |
2016年1月 |
トレーディングカードゲーム「ラクエンロジック」発売 |
2016年3月 |
トレーディングカードゲーム「ラブライブ!スクールアイドルコレクション」発売 |
2016年4月 |
BanG Dream!(バンドリ!) ライブ「BanG Dream! First☆LIVE Sprin' PARTY 2016!」開催 |
2016年8月 |
㈱キックスロードを設立 |
2016年9月 |
㈱響(注)を設立 |
2016年10月 |
グリー㈱を引受先とした第三者割当増資を実施 |
2017年1月 |
TVアニメ「BanG Dream!」放送開始 |
2017年3月 2017年4月 2017年4月 |
モバイルオンラインゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」配信開始 「ミルキィホームズ&ブシロード10周年&スクフェス4周年記念ライブ in横浜アリーナ」開催 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」プロジェクト始動を発表 |
2017年5月 |
「ブシロード10周年祭」を開催 |
|
当社設立10周年 |
2017年7月 |
アメリカ・カルフォルニア州にて「Vanguard & Buddyfight Grand Festival 2017」を開催 |
2017年8月 |
Bushiroad South East Asia Pte. Ltd.をBushiroad International Pte. Ltd.に商号変更 |
2017年9月 |
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #1」上演 |
2018年5月 |
「カードファイト!! ヴァンガード」新シリーズ 展開開始 |
年月 |
事項 |
2018年7月 |
TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」放送開始 |
|
ARGONAVIS from BanG Dream!ライブ「Argonavis 0-1st LIVE -始動-」開催 |
2018年10月 |
モバイルオンラインゲーム「少女☆歌劇 レヴュースタァライト −Re LIVE−」配信開始 |
2018年11月 |
アメリカ・カリフォルニア州にて「CHARA EXPO USA」開催 |
|
プライバシーマークを取得 |
2018年12月 |
「ブシロード DJ LIVE vol.1」開催 |
2019年1月 |
TVアニメ「BanG Dream! 2nd Season」放送開始 |
2019年2月 |
「BanG Dream! アニメイトワールドフェア」開催 |
2019年4月 |
アメリカ・ニューヨーク州マディソン・スクエア・ガーデンにて新日本プロレス「G1 SUPERCARD」開催 |
2019年5月 |
Poppin’Party×SILENT SIREN対バンライブ「NO GIRL NO CRY」をメットライフドームにて開催 |
(注)2009年3月設立の㈱響は2013年6月に㈱ブシロードメディアに商号変更しており、2016年9月設立の㈱響とは別法人となります。
当社グループは当社及び子会社9社の合計10社により構成されており、良質なIP(Intellectual Property:知的財産)を開発・取得・発展するIPディベロッパーとして「新時代のエンターテイメントを創出する」ことをミッションとし、IPを軸に置いて事業を展開しております。
当社グループ内にはトレーディングカードゲーム(TCG)部門、モバイルオンラインゲーム(MOG)部門、音楽部門、マーチャンダイジング(MD)部門、メディア部門があり、TCGやMOG、音楽CD、ライブ、グッズ、書籍など様々なサービス展開(=メディアミックス)をワンストップでタイミングよく提供できる体制を構築しております。この体制によって様々なチャネルからファンを獲得することができ、さらに収益源が多角化する体制であるため、1部門で得られる収益のボラティリティが高くとも他の部門で補えるビジネスモデルとなっております。
また創業当初よりIPやメディアミックス展開が幅広く認知されることを重要視しており、屋外広告、TVCM、紙面出稿、SNS、WEB広告等などオフライン、オンライン問わず積極的で幅広い広告宣伝施策を展開しております。
なお、報告セグメントにつきましてはエンターテイメント事業とスポーツ事業に区分をしており、当社グループ各社の事業内容とセグメント区分との関連は次のとおりです。
セグメント区分 |
会社名 |
事業内容 |
エンターテイメント事業 |
㈱ブシロード(当社) |
トレーディングカードゲーム部門 (TCGの企画、開発、発売) モバイルオンラインゲーム部門 (MOGの企画、開発) MD部門
(グッズの企画、開発、発売) 各種IPの企画、開発、プロデュース業務 |
㈱ブシロードミュージック* |
音楽部門 (音楽コンテンツの企画、制作、管理) (ライブやイベントの企画、制作、運営) |
|
㈱ブシロードメディア* |
メディア部門 (雑誌・書籍制作) (広告代理店・番組制作) |
|
㈱ブシロードクリエイティブ* |
MD部門 (グッズの企画、開発、発売) (グッズ販売イベントの企画、運営) |
|
㈱響* |
音楽部門 (声優マネージメント) メディア部門 (インターネットラジオの運営) |
|
Bushiroad International Pte. Ltd. * |
海外での当社製品の販売 トレーディングカードゲーム部門 (TCGの開発、発売) モバイルオンラインゲーム部門 (MOGのローカライズ) |
|
Bushiroad USA Inc. |
米国での当社製品の販売 |
|
Bushiroad Europe GmbH |
欧州での当社製品の販売 |
スポーツ事業 |
新日本プロレスリング㈱* |
興行部門 (プロレスリングの興行) MD部門 (グッズの企画、販売) コンテンツ部門 (映像コンテンツの制作、配信) (ファンクラブの運営) |
㈱キックスロード* |
興行部門 (キックボクシングの興行) MD部門 (グッズの企画、販売) コンテンツ部門 (映像コンテンツの制作、配信) |
*連結子会社
当社グループにおける主要部門別の売上高は次のとおりです。
主要部門別売上高 (単位:千円) |
||
部門名 |
2017年7月期 |
2018年7月期 |
トレーディングカードゲーム |
9,866,714 |
10,172,133 |
モバイルオンラインゲーム |
4,403,110 |
7,393,957 |
音楽(㈱ブシロードミュージック) |
947,825 |
2,040,322 |
MD(㈱ブシロードのMD部門と㈱ブシロードクリエイティブ) |
2,524,508 |
2,867,249 |
新日本プロレス(興行、MD、コンテンツ部門) |
3,839,054 |
4,890,620 |
その他 |
1,177,971 |
1,525,496 |
合計 |
22,759,182 |
28,889,777 |
当社グループにおける売上高10億円以上(2019年7月期第3四半期累計は7.5億円以上)のIPは次のとおりです。
2018年7月期 売上高10億円以上(※1)のIP |
|
2019年7月期3Q累計売上高7.5億円以上(※2)のIP |
||||
順位 |
IP名 |
自社/他社 |
|
順位 |
IP名 |
自社/他社 |
1 |
BanG Dream!(バンドリ!) |
自社IP |
|
1 |
BanG Dream!(バンドリ!) |
自社IP |
2 |
新日本プロレス |
自社IP |
|
2 |
新日本プロレス |
自社IP |
3 |
カードファイト‼ ヴァンガード |
自社IP |
|
3 |
カードファイト‼ ヴァンガード |
自社IP |
4 |
ラブライブ! |
他社IP |
|
4 |
ラブライブ! |
他社IP |
5 |
フューチャーカード バディファイト |
自社IP |
|
5 |
フューチャーカード バディファイト |
自社IP |
6 |
戦姫絶唱シンフォギア |
他社IP |
|
6 |
少女☆歌劇 レヴュースタァライト |
自社IP |
(※1、2)社内集計数値 |
|
7 |
戦姫絶唱シンフォギア |
他社IP |
当社グループにおける年間の広告宣伝費の推移は次のとおりです。
広告宣伝費の推移 |
|
(単位:千円) |
2017年7月期 |
2018年7月期 |
2019年7月期第3四半期累計 |
4,201,865 |
5,060,226 |
3,876,075 |
1.エンターテイメント事業
エンターテイメント事業は、トレーディングカードゲーム部門、モバイルオンラインゲーム部門、音楽ソフト販売や声優のマネージメント等を行う音楽部門、自社・他社のIPに関連するグッズの企画・発売等を行うMD部門、関連書籍の出版や広告代理店業務を行うメディア部門の5部門に分かれており、それらを担う当社と連結子会社の相互作用によって独創性が高いIPを開発(または良質なIPを取得)し、時代の潮流を読みながら多角的なメディアミックスを行うことでIPを発展させ、事業を拡大しております。
2015年1月に発表した「BanG Dream!(バンドリ!)」プロジェクトは、キャラクターの声を演じる声優が実際に楽器を演奏し、生のライブ活動を行うというユニークな発想を起点として開発したIPであり、こうした音楽活動をはじめ、アニメ、モバイルオンラインゲーム、トレーディングカードゲーム、MDといった様々なメディアミックスと幅広い広告宣伝によって多様なチャネルからユーザーを獲得しております。収益の面においてもモバイルオンラインゲームやトレーディングカードゲームのみならず、子会社が担う音楽ソフトやMDの売上が順調に伸びており、IPが発展することによって子会社を含む各部門の成長が牽引され、それによって収益面においてボラティリティの高い部門を他の部門が補うことができるという当社が理想とするビジネスモデルを体現したIPとなっております。
2017年4月に発表した「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」は、昨今エンターテイメント業界で話題となっている「2.5次元ミュージカル(2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)」の多くがアニメのミュージカル化であることに対し、ミュージカルを原点としたアニメとの二層展開式プロジェクトという発想から開発されたIPであり、ミュージカル、アニメともに同一のキャストが演じることがプロジェクトに一体感をもたらし、どちらの入り口からも相乗的にファンを獲得できるIPとなっております。また、こちらも「BanG Dream!(バンドリ!)」同様にIPをさらに発展させるべく、モバイルオンラインゲームやトレーディングカードゲーム、MDなど様々な展開を実施しております。
① トレーディングカードゲーム部門
当社が創業より開発、発売を行っておりますトレーディングカードゲームは、1対1の対面で遊べるアナログゲームであり、現在「カードファイト!! ヴァンガード」、「ヴァイスシュヴァルツ」、「フューチャーカード バディファイト」、「ラブライブ!スクールアイドルコレクション」の4タイトルを展開しております。
このうち「ヴァイスシュヴァルツ」は、自社他社問わずアニメやゲームなど様々な有力IPを取り入れたプラットフォーム型TCGであり、2008年3月の発売以降100を超えるIPに参入いただいております。これは当社が積極的かつ総合的なプロモーションを実現している事から、「ヴァイスシュヴァルツ」への参入が単なる商品化としての側面だけでなく、IP自体のプロモーションに寄与することが1つの要因であり、当社が「協業先から選んでいただけるIPプロデュース会社」であることを意味しています。
一方で「カードファイト!! ヴァンガード」はオリジナルIPとしての側面も持つトレーディングカードゲームであり、発売以来国内のTCG市場上位に位置し続けております。また、当社の有力IPの1つとしてアニメやコミック、MD、コンシューマーゲームなど様々な形のメディアミックス展開も盛んに行っております。
いずれのトレーディングカードゲームにおいても対戦相手が必要なアナログゲームであるため、販売小売店での大会開催支援や当社主催での大型大会及びイベントの開催などユーザーが遊べる場所の提供をインフラ整備として積極的に行っており、その運営ノウハウが他の部門でも生かされております。
海外展開においては日本語版の輸出や英語版の発売の他、「カードファイト!! ヴァンガード」ではイタリア語、タイ語、韓国語などでもローカライズ(翻訳、仕様変更等)を行っており、2019年5月時点では海外60カ国以上で発売しております。海外での主催大会においても、アメリカやフランス、ドイツ、シンガポール、中国、タイなど世界20カ国以上で毎年開催するなど意欲的に展開を進めております。
② モバイルオンラインゲーム部門
当社のモバイルオンラインゲームはゲームブランド「ブシモ」を冠してGoogle LLC.及びApple Inc.等が運営するプラットフォームを介しユーザーに無料で提供され、一部アイテムを購入する際に課金される課金型のビジネスモデルを導入しており、2019年5月時点で「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-ReLIVE-」等自社IPを題材としたタイトルや「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」等他社IPを題材としたタイトルなど、主にIPを中心とした計13タイトルを提供しております。
当事業において提供しているタイトルはすべて外部のパートナー会社と共同で展開をしているものであり、その収益モデルは(1)当社がゲームの企画、製作、宣伝、配信を行って課金収入を得、外部のパートナー会社に開発及び運営を外注又は委託するケース、(2)当社がゲームの企画、製作、宣伝を、プロジェクトパートナー会社が開発、運営、配信を担い、収益は一定割合で分配するケースの2通りに分けられます。現在の主力タイトルである「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-ReLIVE-」はいずれも(2)の収益モデルに該当しております。
海外展開においてはパートナー会社と協力しながら、グローバル版(英語)、繁体字版、簡体字版、韓国語版をメインに展開しております。
③ 音楽部門
当社の音楽部門は連結子会社㈱ブシロードミュージックにおいて自社IPを中心に、音楽ソフトの販売や楽曲の権利開発、ライブやイベント運営などを行っております。またそれらの音楽ソフトやライブは、同じく連結子会社の㈱響に所属する声優を中心に展開しているため、他社では模倣する事が困難なフットワークの軽さによって良質なパフォーマンスを実現しており、多くのユーザーから支持を頂いております。
④ MD部門
MD部門は連結子会社㈱ブシロードクリエイティブと当社にて展開しており、㈱ブシロードクリエイティブにおいては自社や他社の有力IPを用いたグッズの企画・制作・販売を行っております。販売チャネルは全国にあるアニメショップなどでの一般流通のほか、全国のカプセル玩具自動販売機向けの販売や、アミューズメント施設向け景品の商品化も行っております。またIPのファンが集うイベント会場や商業施設での期間限定ポップアップストアなどコアなファンに向けた商品展開にも積極的に取り組んでおり、IPに対するユーザーのロイヤリティをさらに高める役割を果たしております。また当社でも主催イベントでのグッズ販売やトレーディングカードゲーム関連のサプライ用品などを企画・発売しております。また、これらのMDや③の音楽ソフト等を取り扱うオンラインショップ「ブシロードEC SHOP」を運営しております。
⑤ メディア部門
連結子会社㈱ブシロードメディアにおいて、「カードファイト!! ヴァンガード」「BanG Dream!(バンドリ)」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を看板タイトルに掲げた雑誌「月刊ブシロード」を制作・発行しております。「月刊ブシロード」の名を冠した実写情報バラエティ番組「月刊ブシロードTV」の制作・放送・配信も併せて行っており、雑誌単体では成し得ない複合的なプロモーションが可能となっております。また、㈱響にてWEBラジオの配信プラットフォームである「響 -HiBiKi Radio Station-」を運営しており、自社、他社問わず有力IPのWEBラジオを配信しております。アニメコンテンツのジャンルでは数少ないWEBラジオのプラットフォームであるため、業界の最新情報や有力IPの取得にも貢献しております。
2.スポーツ事業
スポーツ事業は、2012年1月に連結子会社化した新日本プロレスリング㈱と、2016年8月に設立した連結子会社㈱キックスロードの2社において、興行部門、グッズの企画・販売等を行うMD部門、試合を中心とした動画コンテンツの企画・制作・配信を行うコンテンツ部門を展開しております。新日本プロレスリング㈱は45年を超える歴史を持ち、日本で唯一1989年から現在まで毎年東京ドームでの興行を開催し続けているプロレス団体です。連結子会社化以降、興行の動員人数や全体の売上は伸張し続けており、2018年7月期においては、過去最高の売上額を達成いたしました。
なお、2018年7月期のスポーツ事業における売上高の内訳は興行部門がおよそ5割、MD部門がおよそ3割、コンテンツ部門がおよそ2割となっております。
① 興行部門
新日本プロレスリング㈱は1972年に旗揚げした歴史あるプロレス興行会社であり、年間およそ160試合を開催し、2018年には延べ400,000名ほどを動員いたしました。また北米を中心とした海外での興行にも注力しており、2019年4月に開催された米国ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会では、アメリカの団体ROHとの合同興行で16,534名(札止め)の観衆を集めました。
また㈱キックスロードはキックボクシングイベント「KNOCK OUT(ノックアウト)」を主催しており、2018年7月期においては年間7試合を開催、延べ17,000名ほどを動員しております。
② MD部門
選手や団体名に関連するモチーフを使用したアパレルや雑貨などグッズの企画、販売を行っております。販売チャネルは興行時の会場内物販や各種イベントを主としており、新日本プロレスリング㈱では直営ECサイト「闘魂SHOP」でも販売を行っております。
③ コンテンツ部門
新日本プロレスリング㈱は㈱テレビ朝日との共同事業として、主要大会の生中継や過去の名勝負等現在から過去まで豊富な映像資産を有しており、それらを有力なコンテンツとして月額動画配信サービス「新日本プロレスワールド」(約100,000名)などの各種動画メディアにて配信しております。また、こういった映像コンテンツは今後の海外展開においてもファン獲得の肝であり、外国語実況及び字幕をつけるなど海外の視聴者にも向けたコンテンツ作りへより一層注力し、さらなる海外ファンの掘り起こしを促進しております。
[事業系統図]
名称 |
住所 |
資本金 (千円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合又は被所有割合 (%) |
関係内容 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
㈱ブシロードミュージック |
東京都中野区 |
9,000 |
エンターテイメント事業 |
100.0 |
役員の兼任 1名 設備等の賃貸借 |
㈱ブシロードメディア |
東京都中野区 |
10,000 |
エンターテイメント事業 |
100.0 |
設備等の賃貸借 |
㈱ブシロードクリエイティブ |
東京都中野区 |
49,000 |
エンターテイメント事業 |
100.0 |
設備等の賃貸借 金銭貸借 |
㈱響 |
東京都中野区 |
29,000 |
エンターテイメント事業 |
100.0 |
設備等の賃貸借 金銭貸借 |
Bushiroad International Pte. Ltd. |
シンガポール国 シンガポール市 |
600 千SGドル |
エンターテイメント事業 |
100.0 |
金銭貸借 |
新日本プロレスリング㈱ (注)2、5 |
東京都品川区 |
92,500 |
スポーツ事業 |
57.3 |
役員の兼任 1名 |
㈱キックスロード (注)2 |
東京都中野区 |
100,000 |
スポーツ事業 |
100.0 |
設備等の賃貸借 金銭貸借 |
(持分法適用子会社) |
|
|
|
|
|
Bushiroad USA Inc. |
米国 カリフォルニア州 |
100 千USドル |
エンターテイメント事業 |
100.0 (100.0) |
― |
Bushiroad Europe GmbH |
ドイツ デュイスブルク市 |
25 千ユーロ |
エンターテイメント事業 |
100.0 (100.0) |
― |
(持分法適用関連会社) |
|
|
|
|
|
ゾディアックアジア㈱ (注)6 |
東京都港区 |
77,500 |
エンターテイメント事業 |
27.2 |
役員の兼任 1名 |
(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.特定子会社であります。
3.「議決権の所有割合又は被所有割合」欄の(内書)は、間接所有であります。
4.有価証券報告書又は有価証券届出書を提出している会社はありません。
5.新日本プロレスリング㈱の、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメント情報の「スポーツ事業」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が90%を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
6.ゾディアックアジア㈱は2018年7月期においては、持分法適用関連会社に該当しておりましたが、2019年1月31日付で全株式を売却したことにより、持分法適用関連会社ではなくなっております。
(1)連結会社の状況
2019年5月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
エンターテイメント事業 |
363 |
( 53 ) |
スポーツ事業 |
91 |
( 14 ) |
報告セグメント計 |
454 |
( 67 ) |
全社(共通) |
― |
( ― ) |
合計 |
454 |
( 67 ) |
(注)1.従業員数は、当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の最近1年間の平均雇用人員であります。
3.臨時従業員には、パートタイマーの従業員を含み、派遣社員を除いております。
(2)提出会社の状況
2019年5月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
252( 45 ) |
30.9 |
2.3 |
4,594,609 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
エンターテイメント事業 |
251 |
( 45 ) |
スポーツ事業 |
1 |
( ― ) |
報告セグメント計 |
252 |
( 45 ) |
全社(共通) |
― |
( ― ) |
合計 |
252 |
( 45 ) |
(注)1.従業員数は、当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の最近1年間の平均雇用人員であります。
3.臨時従業員には、パートタイマーの従業員を含み、派遣社員を除いております。
4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。