第二部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
|
第44期
|
第45期
|
決算年月
|
2017年3月
|
2018年3月
|
売上高
|
(千円)
|
9,127,989
|
9,440,858
|
経常利益
|
(千円)
|
912,559
|
874,699
|
親会社株主に帰属する当期純利益
|
(千円)
|
372,947
|
494,352
|
包括利益
|
(千円)
|
373,768
|
493,533
|
純資産額
|
(千円)
|
2,299,852
|
2,793,385
|
総資産額
|
(千円)
|
3,550,229
|
4,168,775
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
488.24
|
593.02
|
1株当たり当期純利益金額
|
(円)
|
79.17
|
104.94
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額
|
(円)
|
―
|
―
|
自己資本比率
|
(%)
|
64.8
|
67.0
|
自己資本利益率
|
(%)
|
17.7
|
19.4
|
株価収益率
|
(倍)
|
―
|
―
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
791,654
|
779,570
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
185,486
|
△316,060
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△16,144
|
△16,067
|
現金及び現金同等物 の期末残高
|
(千円)
|
1,682,348
|
2,129,790
|
従業員数 [ほか、平均臨時 雇用人員]
|
(名)
|
110
|
109
|
[734]
|
[797]
|
(注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高がありますが、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
3.株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。
4.前連結会計年度(第44期)及び当連結会計年度(第45期)の連結財務諸表につきましては、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任大有監査法人により監査を受けております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第41期
|
第42期
|
第43期
|
第44期
|
第45期
|
決算年月
|
2014年3月
|
2015年3月
|
2016年3月
|
2017年3月
|
2018年3月
|
売上高
|
(千円)
|
4,114,874
|
4,688,667
|
6,011,372
|
7,101,246
|
7,969,579
|
経常利益
|
(千円)
|
411,556
|
676,016
|
881,755
|
991,163
|
861,826
|
当期純利益
|
(千円)
|
308,951
|
377,664
|
317,881
|
190,209
|
405,252
|
資本金
|
(千円)
|
490,000
|
490,000
|
515,000
|
515,000
|
515,000
|
発行済株式総数
|
(株)
|
4,510,420
|
4,510,420
|
4,710,420
|
4,710,420
|
4,710,420
|
純資産額
|
(千円)
|
1,367,874
|
1,746,215
|
2,113,121
|
2,304,385
|
2,708,818
|
総資産額
|
(千円)
|
1,855,069
|
2,579,239
|
3,022,977
|
3,321,915
|
3,875,966
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
303.26
|
387.15
|
448.60
|
489.21
|
575.06
|
1株当たり配当額 (1株当たり中間配当額)
|
(円)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
(―)
|
(―)
|
(―)
|
(―)
|
(―)
|
1株当たり当期純利益金額
|
(円)
|
68.49
|
83.73
|
70.06
|
40.38
|
86.03
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益金額
|
(円)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
自己資本比率
|
(%)
|
73.7
|
67.7
|
69.9
|
69.4
|
69.9
|
自己資本利益率
|
(%)
|
25.5
|
24.3
|
16.5
|
8.6
|
16.2
|
株価収益率
|
(倍)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
配当性向
|
(%)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
従業員数 [ほか、平均臨時 雇用人員]
|
(名)
|
61
|
70
|
84
|
78
|
84
|
[344]
|
[385]
|
[522]
|
[590]
|
[685]
|
(注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高がありますが、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
3.株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。
4.前事業年度(第44期)及び当事業年度(第45期)の財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任大有監査法人により監査を受けております。
5.第41期、第42期及び第43期については、「会社計算規則(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しております。また、当該各数値については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく有限責任大有監査法人の監査を受けておりません。
2 【沿革】
当社は、1954年9月、愛知県日進町赤池(現日進市)に設立した合資会社割烹旅館朝熊西店(1967年5月、合資会社キッチンあさくまに社名変更。)を前身とし、1962年3月にステーキレストラン1号店として「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま(現在のステーキのあさくま本店)」を開店したことに始まります。
その後、1973年6月に当時休眠会社であった株式会社紙忠商店(同社の会社設立日は、1948年12月)が、同社の社名を株式会社あさくま(以降「旧あさくま」)に変更、1977年9月に旧あさくまを実質的な存続会社として合資会社キッチンあさくまを合併し、現在に至っております。従いまして、以下の「沿革」については、合資会社割烹旅館朝熊西店の設立以降から現在までを記載しております。
月
|
概要
|
1954年9月
|
「合資会社割烹旅館朝熊西店」を設立。
|
1962年3月
|
ステーキレストラン1号店、「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま(現在のステーキのあさくま本店)」を開店。
|
1967年5月
|
「合資会社割烹旅館朝熊西店」を「合資会社キッチンあさくま」に社名変更。
|
1970年11月
|
名古屋市港区に3号店として「あさくま港店」開店、郊外型立地のモデルとする。
|
1973年6月
|
「ステーキのあさくま」の営業開始。
|
1977年9月
|
旧あさくまを実質的な存続会社として合資会社キッチンあさくまを合併。
|
1985年3月
|
つくば科学万博(国際科学技術博覧会)、アメリカ館に出店。
|
1987年7月
|
名古屋で開催された世界デザイン博覧会に出店。
|
1991年3月
|
101店舗目として下九沢店を出店。
|
2006年12月
|
株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)と業務・資本提携。同社を割当先とする募集新株式及び転換社債型新株予約権付社債を発行。
|
2011年4月
|
株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)の転換社債型新株予約権付社債の株式転換により、当社を子会社化。
|
2013年8月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションを設立。
|
2013年9月
|
連結子会社、株式会社株式会社あさくまサクセッションがモツ焼き居酒屋5店舗「エビス参」を事業譲受。
|
2013年10月
|
株式会社西岬魚類の株式を取得し、連結子会社化。
|
2013年11月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがビュッフェレストラン「ファーマーズガーデン」を開業。
|
2014年2月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがモツ焼き居酒屋1店舗「エビス参」を事業譲受。
|
2014年7月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションが株式会社西岬魚類を吸収合併。 (合併後商号は、株式会社あさくまサクセッション)
|
2014年12月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがカフェ4店舗「オランダ坂珈琲邸」、惣菜ビュッフェ2店舗「まいにちごはん」(現在は全店を閉店)を事業譲受。
|
2015年1月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションが株式会社きよっぱち総本店の株式を取得し、連結子会社化。
|
2015年3月
|
連結子会社、株式会社あさくまサクセッションがインドネシア料理4店舗「スラバヤ」、インドネシア風居酒屋1店舗「ワヤンバリ」を事業譲受。
|
2015年10月
|
東京都大田区、東京事務所を新規開設。
|
2016年8月
|
東京都大田区内にて、東京事務所を移転。
|
2016年9月
|
連結子会社、株式会社きよっぱち総本店の全株式を株式会社テンポスバスターズ(現 株式会社テンポスホールディングス)へ譲渡。
|
2018年1月
|
新業態「やっぱりあさくま」1号店をオープン。
|
3 【事業の内容】
当社グループは、株式会社テンポスホールディングスを親会社とする企業グループに属し、当社及び連結子会社(株式会社あさくまサクセッション)の2社で構成されており、飲食店の経営を主な事業として取り組んでおります。
1962年3月に「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま」を愛知県日進町(現日進市)に開店以来、「ステーキのあさくま」の名称で名古屋市内から郊外へと店舗展開しはじめ、お客様が車で気軽に立ち寄り易いよう駐車場を完備した郊外型のステーキ・その他肉類を中心としたレストランとして、幹線道路沿いを中心に出店してまいりました。
当社の事業は「ステーキのあさくま」の店舗展開を主業態とするレストラン事業であり、「ステーキのあさくま」では、メインメニューであるステーキやハンバーグは和牛、国産牛、米国産牛、豪州産牛を使用し、一緒に新鮮なサラダ(サラダバー)を揃えております。また、原材料となる牛肉や野菜、ソースに至るまで、品質・鮮度にこだわった食材を追求し続け、バランスの取れた商品構成等を心がけております。
連結子会社の株式会社あさくまサクセッションは、ビュッフェレストラン「ファーマーズガーデン」、モツ焼き居酒屋「エビス参」、カフェ「オランダ坂珈琲邸」、インドネシア料理「スラバヤ」、インドネシア風居酒屋「ワヤンバリ」等、様々な業態の店舗展開を行っております。
2019年4月30日現在、当社は直営店60店舗、FC加盟店7店舗の計67店舗、連結子会社の株式会社あさくまサクセッションは直営店20店舗を展開しており、当社グループ全体として計87店舗(FC加盟店を含む)となっております。
当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。
なお、当社グループにおける主な業態の特徴及び店舗数は、以下のとおりとなっております。
会社区分
|
業態
|
特徴
|
店舗数
|
当社 株式会社 あさくま
|
ステーキの あさくま
|
メインメニューであるステーキやハンバーグは和牛、国産牛、米国産牛、豪州産牛を使用し、一緒に新鮮なサラダ(サラダバー)を揃えております。また、原材料となる牛肉や野菜、ソースに至るまで、品質・鮮度にこだわった食材を追求し続け、バランスの取れた商品構成等を心がけております。主にファミリー層をターゲットとし、ロードサイドに立地しております。
|
66店舗 (FC7店舗含む)
|
やっぱりあさくま
|
「あさくま」の品質に裏打ちされた商品を「気取らず」「気軽に」ご利用していただくカジュアル・ファスト・ダイニングで、炭火焼の分厚いステーキを豪快に、ステーキ・ハンバーグをファーストフードのように提供しております。繁華街に立地しております。
|
1店舗
|
連結子会社 株式会社 あさくま サクセッション
|
ファーマーズ ガーデン
|
新鮮食材を使用した料理や寿司、豚しゃぶしゃぶ、スイーツメニュー等約50種類のメニューが食べ放題で楽しめるビュッフェレストランになります。主に女性顧客やファミリー層をターゲットとし、ショッピングセンター内に立地しております。
|
5店舗
|
エビス参
|
仕事帰りのサラリーマンから女性客まで、気軽に楽しめるフレンドリーなもつ焼き居酒屋になります。こだわりの新鮮な食材で作る様々なモツ料理を提供し、主に都心部の駅周辺に立地しております。
|
8店舗
|
オランダ坂珈琲邸
|
フルサービス型で落ち着いた雰囲気でくつろげる喫茶店になります。主に近隣のファミリー層やシニア層をターゲットとし、ロードサイドに立地しております。
|
4店舗
|
スラバヤ
|
インドネシア本国のシェフが腕を振るう本場のインドネシア料理専門店になります。主にファミリー層やカップル層をターゲットとし、ショッピングセンター内に立地しております。
|
2店舗
|
ワヤンバリ
|
1店舗
|
合計
|
87店舗 (FC7店舗含む)
|
店舗数の推移
|
期初店舗数
|
出店数
|
退店数
|
期末店舗数
|
2014年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
32
|
1
|
2
|
31
|
FC
|
4
|
4
|
―
|
8
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
―
|
6
|
―
|
6
|
合計
|
36
|
11
|
2
|
45
|
2015年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
31
|
3
|
―
|
34
|
FC
|
8
|
3
|
3
|
8
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
6
|
19
|
―
|
25
|
合計
|
45
|
25
|
3
|
67
|
2016年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
34
|
11
|
―
|
45
|
FC
|
8
|
2
|
―
|
10
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
25
|
7
|
3
|
29
|
合計
|
67
|
20
|
3
|
84
|
2017年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
45
|
7
|
3
|
49
|
FC
|
10
|
―
|
―
|
10
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
29
|
1
|
7
|
23
|
合計
|
84
|
8
|
10
|
82
|
2018年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
49
|
7
|
1
|
55
|
FC
|
10
|
―
|
―
|
10
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
23
|
―
|
3
|
20
|
合計
|
82
|
7
|
4
|
85
|
2019年3月末
|
株式会社 あさくま
|
直営店
|
55
|
5
|
―
|
60
|
FC
|
10
|
―
|
3
|
7
|
株式会社 あさくま サクセッション
|
直営店
|
20
|
1
|
1
|
20
|
合計
|
85
|
6
|
4
|
87
|
4 【関係会社の状況】
名称
|
住所
|
資本金 (千円)
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有(又は被所有)割合(%)
|
関係内容
|
(親会社)
|
|
|
|
|
|
株式会社テンポスホール ディングス (注)1
|
東京都大田区
|
509,125
|
厨房機器 販売
|
(57.54)
|
<役員の兼任> ・1名 <主要な取引> ・厨房機器の購入等
|
(連結子会社)
|
|
|
|
|
|
株式会社あさくま サクセッション (注)2、3、4
|
愛知県名古屋市 天白区
|
55,100
|
飲食店 経営
|
100.00
|
<役員の兼任> ・3名
|
(注) 1.有価証券報告書提出会社であります。
2.特定子会社であります。
3.債務超過会社であり、2018年3月末時点で債務超過額は33,209千円であります。
4.株式会社あさくまサクセッションにつきましては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 ① 売上高 1,471,278千円
② 経常利益 16,975千円
③ 当期純利益 △21,797千円
④ 純資産額 △33,209千円
⑤ 総資産額 447,559千円
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2019年4月30日現在
事業部門の名称
|
従業員数(名)
|
店舗
|
106 (729)
|
本社部門
|
11 (8)
|
合計
|
117 (737)
|
(注) 1.当社グループは、単一セグメントであるため、事業部門別の従業員数を記載しております。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員(パートタイマー、アルバイト)の年間平均雇用人員(1日平均8時間換算)であります。
(2) 提出会社の状況
2019年4月30日現在
従業員数(名)
|
平均年齢(歳)
|
平均勤続年数
|
平均年間給与(千円)
|
92 (625)
|
44.1
|
4.5
|
4,602
|
事業部門の名称
|
従業員数(名)
|
店舗
|
81 (617)
|
本社部門
|
11 (8)
|
合計
|
92 (625)
|
(注) 1.当社グループは、単一セグメントであるため、事業部門別の従業員数を記載しております。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員(パートタイマー、アルバイト)の年間平均雇用人員(1日平均8時間換算)であります。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況
当社グループは、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。