回次 |
第36期 |
第37期 |
|
決算年月 |
平成29年3月 |
平成30年3月 |
|
売上高 |
(千円) |
|
|
経常利益 |
(千円) |
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|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
(千円) |
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|
包括利益 |
(千円) |
|
|
純資産額 |
(千円) |
|
|
総資産額 |
(千円) |
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
|
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
△ |
現金及び現金同等物の期末残高 |
(千円) |
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.平成30年12月14日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を行っており、第36期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
5.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。
6.第36期及び第37期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人の監査を受けております。
回次 |
第33期 |
第34期 |
第35期 |
第36期 |
第37期 |
|
決算年月 |
平成26年3月 |
平成27年3月 |
平成28年3月 |
平成29年3月 |
平成30年3月 |
|
売上高 |
(千円) |
|
|
|
|
|
経常利益 |
(千円) |
|
|
|
|
|
当期純利益 |
(千円) |
|
|
|
|
|
資本金 |
(千円) |
|
|
|
|
|
発行済株式総数 |
(株) |
|
|
|
|
|
純資産額 |
(千円) |
|
|
|
|
|
総資産額 |
(千円) |
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
|
|
1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
|
|
(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
|
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
配当性向 |
(%) |
|
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
|
|
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.当社は、平成30年11月12日開催の取締役会決議に基づき、平成30年12月14日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を行ったことにより、発行済株式総数は3,706,550株となっております。
3.平成30年12月14日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を行っており、第36期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。
4.第36期において、資本の効率化を図るため、親会社に対して1株当たり5,396円、配当金の総額2,000,054千円の臨時配当を実施したことから、1株当たり配当額が大幅に増加しております。
5.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
6.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
7.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。
8.第33期、第34期、第35期、第36期及び第37期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しております。なお、第36期及び第37期の財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、EY新日本有限責任監査法人の監査を受けておりますが、第33期、第34期及び第35期の財務諸表については、当該監査を受けておりません。
9.当社は、平成30年12月14日付で普通株式1株につき10株の割合で株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第33期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第33期、第34期及び第35期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、EY新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。
回次 |
第33期 |
第34期 |
第35期 |
第36期 |
第37期 |
|
決算年月 |
平成26年3月 |
平成27年3月 |
平成28年3月 |
平成29年3月 |
平成30年3月 |
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
1,376.65 |
1,388.63 |
1,393.73 |
849.76 |
845.28 |
1株当たり当期純利益 |
(円) |
91.22 |
118.30 |
111.41 |
121.59 |
104.18 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
- |
- |
- |
- |
- |
1株当たり配当額 (うち1株当たり中間配当額) |
(円) |
108.00 (-) |
104.00 (-) |
129.00 (-) |
648.10 (-) |
40.90 (-) |
当社の前身は、前田昭雄が昭和51年6月に兵庫県明石市において個人で勝美住宅を創業し、不動産の仲介を開始したことに始まります。その後、事業を拡大し信用力を強化するため昭和56年10月に株式会社勝美住宅を設立いたしました。
当社設立以降の主な沿革は以下のとおりであります。
年月 |
概要 |
昭和56年10月 |
兵庫県明石市松の内に資本金800万円で不動産の仲介及び住宅請負等を目的として株式会社勝美住宅(現 当社)を設立 |
平成10年9月 |
兵庫県明石市小久保に子会社 株式会社神戸住建(現 連結子会社、住宅の横綱大和建設株式会社)を設立 |
平成11年1月 |
株式会社勝美住宅(現 当社)が大和建設株式会社を吸収合併 株式会社神戸住建が商号を大和建設株式会社に変更 |
平成11年9月 |
兵庫県加古川市平岡町に子会社 株式会社みなと住建を設立 |
平成12年7月 |
株式会社勝美住宅(現 当社)が株式会社加古川住宅を吸収合併 株式会社みなと住建が商号を株式会社加古川住宅に変更 |
平成12年9月 |
本店を兵庫県明石市花園町に移転 |
平成13年2月 |
株式会社明石住建(現 連結子会社)及び恭和住宅株式会社(現 連結子会社、パル建設株式会社)を株式交換により完全子会社とする |
平成14年1月 |
兵庫県明石市花園町に子会社 パル建築工房株式会社(現 連結子会社、株式会社Labo)を設立 |
平成16年10月 |
恭和住宅株式会社が商号をパル建設株式会社に変更 パル建築工房株式会社が商号を株式会社Laboに変更 |
平成17年3月 |
創業者の前田昭雄が日本アジアランド株式会社に当社株式を譲渡したため、日本アジアランド株式会社の子会社となる |
平成17年5月 |
大和建設株式会社が商号を住宅の横綱大和建設株式会社に変更 |
平成18年10月 |
会社分割(新設分割)により住宅事業を設立会社である株式会社勝美住宅(現 連結子会社)に事業承継し、持株会社化するとともに、商号を株式会社KHCに変更 |
平成20年4月 |
日本アジアランド株式会社が国際航業ホールディングス株式会社に当社株式を譲渡したため、国際航業ホールディングス株式会社の子会社となる |
平成23年10月 |
パル建設株式会社が株式会社加古川住宅を吸収合併 |
平成27年7月 |
日本アジアグループ株式会社を存続会社とし、国際航業ホールディングス株式会社を消滅会社とする吸収合併により、日本アジアグループ株式会社の子会社となる |
平成28年4月 |
自己株式の消却により、日本アジアグループ株式会社の完全子会社となる |
当社グループは、当社及び連結子会社5社(株式会社勝美住宅、住宅の横綱大和建設株式会社、株式会社明石住建、パル建設株式会社、株式会社Labo)で構成されており、当社は、持株会社として当社グループの経営管理及びそれに関連する業務を、連結子会社5社は、経営戦略として掲げているマルチブランド戦略(注)に基づき、各社のブランドによる住宅請負をメインとした事業を行っております。
具体的には、住宅建設用地の分譲及び仲介から当社グループ共通の建築部門での設計・施工による住宅建設までを、一次取得者層(20代から30代の若いファミリーや初めて住宅を購入する方、マンションからの住み替えの方等)を顧客ターゲットとしてワンストップで提供しております。
なお、当社グループは、住宅事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。
(注)マルチブランド戦略:同じ製品カテゴリーに複数のブランドを展開すること
1.売上種類別事業の特徴
当社グループの事業は、売上種類別として、完全自由設計の注文住宅、リフォーム工事及び中大規模木造建築を行う「住宅請負」、土地販売を行う「分譲用土地」、建売戸建て住宅の販売を行う「分譲用建物」及び「その他」に分類しております。
売上種類別事業の特徴は、以下のとおりであります。
(1) 住宅請負
注文住宅及びリフォーム工事、中大規模木造建築の住宅請負を行っております。
メインの注文住宅では、各連結子会社ともに、完全自由設計型の家づくりを基本としており、株式会社Laboを除くグループ各事業会社では、株式会社勝美住宅にて仕入れた商品土地を含む豊富な土地情報を活用し、土地をセットにして注文住宅を提案することで他社との差別化を図っております。
a.注文住宅
当社グループでは、建築材料や窓の種類に至るまでオーダーすることで、変形地や狭小地での建築も可能とする完全自由設計型の注文住宅を基本としております。
注文住宅の工期は、建物請負工事契約締結から着工まで(間取り・仕様打合せ、資金計画、各種申請・手続き等)のリードタイムが概ね5か月、着工から建物完成引渡しまで(各種工事、基礎・躯体・防水検査、竣工施主立会い)のリードタイムが概ね5か月となっております。
各子会社別の注文住宅の特徴は、以下に記載のとおりであります。
(a)株式会社勝美住宅
複数の商品ラインナップを揃え、幅広い顧客層に住宅供給を行っております。
・「快適Katsumi」
兵庫県の南部地域特有の気候風土に適した健康で快適に暮らせる家づくりをテーマにした完全自由設計型であり、環境や省エネに関心の強い顧客向けの住宅商品。
・「KARABERU Design(カラベルデザイン)」
省エネ等の性能面よりも、自由設計やコストの明瞭さを求める顧客向け。定額制のデザイン注文住宅をコンセプトとし、自由設計でありながら間取りによって価格が変動しない安心の定額制と、「快適Katsumi」では別途加算となるエアコン、カーテン、照明などの付帯工事や建築確認申請費、水道メーター分担金等の諸費用までを含んだ明瞭価格が特徴の規格型住宅商品。
・「konoie(コノイエ)」
「快適Katsumi」、「KARABERU Design(カラベルデザイン)」よりも低価格帯の住宅として、土地に合わせた設計企画プランを予め用意し、付帯工事費は別途加算となるものの「KARABERU Design(カラベルデザイン)」と同様に諸費用を含んだ価格で、安心して家づくりを進めることができるローコストの規格型商品。設備や内・外装のカラーセレクトも可能とし、低価格であっても満足いただける家づくりを提案。
(b)住宅の横綱大和建設株式会社
耐震等級3相当の耐震性能に加え、制震性能もある住宅に耐震保証と地盤補償を採用しており、構造・性能にこだわりのある顧客をターゲットに、家族を守る家づくりを完全自由設計で提案しております。これにより、機械設計者など、技術志向の強い顧客が好むブランドを構築しております。
(c)株式会社明石住建
IKU-REAR(イクリア)ブランドで展開しており、子育て世帯や子育てに伴う健康志向の強い顧客をターゲットに、無垢材や珪藻土入ボードなど人にやさしい素材と、子育てに配慮した建物設計により、家族を健やかに育む家づくりを完全自由設計で提案しており、木に触れ、木に親しむことで子供たちの感性を育む「木育」に、木の家づくりを行う企業として注目し、その「木育」を地域に広めるために「木育ひろめ隊」としても活動しております。
(d)パル建設株式会社
「パーペチュアル(永遠)」をコンセプトに、経年変化により愛着が生まれる自然素材やデザインを完全自由設計で提案し、いつまでも愛され続ける家を提案することで、ライフスタイルにこだわりをもった顧客の多いブランドを構築しており、ライフスタイル提案のイメージ訴求のために「輸入雑貨のある暮らし」「花のある癒しの住まい」など、企業とのコラボレーション企画も行っております。なお、パーペチュアルスタイルは、デザイン的に使い続ける価値のある住宅を、性能面においても長く使い続けることを可能にする住宅です。
なお、住宅の横綱大和建設株式会社、株式会社明石住建及びパル建設株式会社の商品は完全自由設計の注文住宅のみでありますが、コスト重視の顧客離れの防止や、当該事業会社3社が販売する完全自由設計の注文住宅への誘導糸口とすることを目的に、株式会社Laboのローコストの規格型住宅商品「リッツプラス」の提案も行っており、提案の中で「リッツプラス」に興味のある顧客は株式会社Laboへ紹介する形式をとっております。
(e)株式会社Labo
「分譲用土地」の商品土地による集客に頼らず、建物のみによる集客を実現するため、「住空間設計Labo」のブランドを独自に展開しております。
「住空間設計Labo」の注文住宅は、家づくりを設計事務所に依頼するような建物のデザインや構造にこだわりのある顧客層をターゲットにしております。そのため、自然素材にこだわる住宅や店舗併用住宅、坪単価100万円を超える邸宅など顧客のあらゆるニーズに応えるこだわりの家づくりを提案しております。また、グループ会社(住宅の横綱大和建設株式会社、株式会社明石住建、パル建設株式会社)からの紹介により、ローコストの規格型住宅商品「リッツプラス」も受注しております。
(注文住宅の特徴)
会社名 |
株式会社勝美住宅 |
住宅の横綱 |
株式会社明石住建 |
パル建設株式会社 |
株式会社Labo |
顧客層 |
環境や省エネに関心の強い方から低価格の住宅を求める方など幅広い層の方 |
構造・性能にこだわりのある方 |
子育て世帯や子育てに伴う健康志向の強い方 |
ライフスタイルにこだわりを持った方 |
建物のデザインや構造にこだわりのある方 |
注文 特徴 |
幅広い顧客層に対応するため、完全自由設計の注文住宅や規格型住宅を提案 |
耐震等級3相当の耐震性能に加え、制震性能もある住宅に耐震保証と地盤補償を採用し、家族を守る家づくりを完全自由設計で提案 |
完全自由設計のIKU-REAR(イクリア)ブランドで展開。無垢材や珪藻土入ボードなど人にやさしい素材と、子育てに配慮した建物設計により、家族を健やかに育む家づくりを提案 |
「パーペチュアル(永遠)」をコンセプトに、経年変化により愛着が生まれる自然素材やデザインを完全自由設計で、いつまでも愛され続ける家を提案 |
建物のデザインや構造に対してこだわりの強い顧客に設計営業スタイルで対応。営業マンではなく建築技術者が対応し、顧客の様々なニーズに応える付加価値型の住まいを提案 |
(注文住宅におけるマルチブランド戦略)
b.リフォーム工事
リフォーム工事は、株式会社Laboにおいて行っております。
「住空間設計Labo」をブランドとしたリフォーム工事は、マンションのリノベーションを中心として、注文住宅の経験で培った知識や技術により、既存住宅の性能を見極め、顧客の価値観やライフスタイルに合わせた最適なリノベーションを提案しております。吸放湿効果や癒しの効果により毎日が心地よくなるよう、できるだけ本物の「木」の素材を使った提案を積極的に行い、経年変化に伴う味わいから生まれる愛着により、自分で手をかけ育てたくなる住まいへの生まれ変わりをサポートしております。
c.中大規模木造建築
アパート建築やサービス付き高齢者向け住宅などの中大規模木造建築は、土地オーナーや投資家に対して不動産活用の提案を行っている株式会社勝美住宅を中心に、グループ会社からの紹介により株式会社Laboにおいて受注しております。
(2) 分譲用土地
当社グループでは、株式会社勝美住宅の開発部が、グループ全体の商品土地の仕入を担当しており、調査・査定、造成工事の手配から、グループ各事業会社への情報発信及び在庫の管理に至るまでを一貫して行っております。
商品土地の仕入情報に関しては、同社の開発部だけでなく、各店舗(営業担当者)、地場不動産業者、金融機関、取引会社からの情報によるものもあり、仕入ルートの多角化と安定化を図ることで、地域ごとに偏りのない土地仕入が行われるよう努めております。
小規模なものから大規模な宅地造成を伴うものまで、様々な商品土地の提供を行っており、株式会社勝美住宅、住宅の横綱大和建設株式会社、株式会社明石住建、パル建設株式会社にて建築条件付き土地として販売される商品土地と分譲用建物(建売住宅)とセット販売される商品土地があります。
(3) 分譲用建物
分譲用建物は、分譲用土地に住宅を建設し販売する、いわゆる建売住宅となります。商品土地の販売促進のために建物ごとにコンセプトを設定して建設する「コンセプトハウス」と、注文住宅の集客のために、一定期間利用した上で販売する「モデルハウス」があります。
「コンセプトハウス」は、住宅請負で培ったノウハウや設計力を活かし、敷地に合わせて一からプランを作成することで、内装コーディネート、ハイグレードな設備、街並みや配棟計画による住環境向上等により、ローコスト系の他社建売住宅と差別化を図った付加価値型の建売住宅でありますが、グループ各事業会社の注文住宅におけるブランド色は出さず、株式会社勝美住宅、住宅の横綱大和建設株式会社、株式会社明石住建、パル建設株式会社が共同で販売しております。各事業会社ごとの建設棟数はグループ全体の販売計画に基づき決定しており、株式会社勝美住宅の開発部が選定を行った建設用地に、各事業会社で企画した建物を建設しております。
「モデルハウス」は各事業会社の注文住宅の集客やイメージ訴求が目的であるため、各事業会社のブランドごとに株式会社勝美住宅のマーケティング部が企画しております。
(4) その他
グループ各事業会社の注文住宅建設用地としての土地仲介業務、他社の新築建売住宅及び中古住宅の媒介業務に関する手数料と株式会社勝美住宅の所有物件の賃貸料となります。
2.グループの特徴
(1) マルチブランド戦略による集客力及びシェア確保
a. マルチブランドによる集客力
現代のライフスタイルは多岐にわたっており、顧客のニーズも多種多様なものとなっております。それら顧客のニーズを実現するため、顧客が求めるライフスタイル、感性や価値観並びに建物の性能に至るまで、当社グループではこだわりを持った企画・提案を行っております。具体的には、顧客の満足度向上を図るために、グループ事業会社5社が各社ごとに特徴を持った独自のブランドを構築し、コンセプトに沿った商品ラインナップの展開を行っております。これらのブランドそれぞれが自由設計のものづくりを行い、強みを活かした多方面からのプロモーション(USP(注)の訴求)を実施することで、幅広い顧客層からの集客を確保しております。
(注)USP:Unique Selling Propositionの略であり、他社にはない特徴と強み、さらにそれらから得られるメリットのことをいいます。
b. ドミナントによる営業エリアでのシェア確保
当社グループは、兵庫県明石市を中心とし、東は阪神間(西宮市、神戸市)、西は播磨地区(加古川市、姫路市)のエリアにて、連結子会社5社の12の店舗及び事務所を拠点としております。これらのエリアにおいてドミナント出店(注)1を行うことで、以下の「当社グループ住宅請負エリア別着工棟数」に記載のとおり、大阪・神戸のベッドタウンである兵庫県播磨地域周辺(神戸市西区、神戸市垂水区、明石市、加古郡、加古川市、姫路市)(注)2では一定のシェアを確保しております。
(注)1.ドミナント出店:特定地域内に集中した店舗展開を行い、経営効率を高める一方で、地域内でのシェアを拡大し、他社の優位に立つことを担う出店手法をいいます。
2.在来線でのアクセス:姫路駅から明石駅までは最短24分、明石駅から三ノ宮駅までは最短15分、三ノ宮駅から大阪駅までは最短22分
(当社グループの完成引渡し棟数)
(単位:棟)
|
平成26年3月期 |
平成27年3月期 |
平成28年3月期 |
平成29年3月期 |
平成30年3月期 |
住宅請負 |
384 |
386 |
387 |
361 |
359 |
分譲用建物 |
38 |
34 |
41 |
39 |
41 |
(当社グループ住宅請負エリア別着工棟数)
(単位:棟)
|
平成26年3月期 |
平成27年3月期 |
平成28年3月期 |
平成29年3月期 |
平成30年3月期 |
||||||||||
当社 グループ |
エリア 全体 |
比率 (%) |
当社 グループ |
エリア 全体 |
比率 (%) |
当社 グループ |
エリア 全体 |
比率 (%) |
当社 グループ |
エリア 全体 |
比率 (%) |
当社 グループ |
エリア 全体 |
比率 (%) |
|
神戸市 西区 |
62 |
416 |
14.9 |
33 |
320 |
10.3 |
48 |
326 |
14.7 |
23 |
314 |
7.3 |
12 |
258 |
4.7 |
神戸市 垂水区 |
47 |
414 |
11.4 |
49 |
458 |
10.7 |
36 |
430 |
8.4 |
36 |
398 |
9.0 |
31 |
352 |
8.8 |
明石市 |
165 |
841 |
19.6 |
163 |
802 |
20.3 |
166 |
800 |
20.8 |
124 |
923 |
13.4 |
190 |
923 |
20.6 |
加古郡 |
8 |
236 |
3.4 |
9 |
219 |
4.1 |
7 |
220 |
3.2 |
15 |
235 |
6.4 |
20 |
181 |
11.0 |
加古川 市 |
60 |
952 |
6.3 |
52 |
773 |
6.7 |
68 |
780 |
8.7 |
59 |
957 |
6.2 |
65 |
763 |
8.5 |
姫路市 |
62 |
1,922 |
3.2 |
40 |
1,556 |
2.6 |
58 |
1,621 |
3.6 |
50 |
1,792 |
2.8 |
46 |
1,643 |
2.8 |
その他 |
25 |
7,360 |
0.3 |
14 |
5,683 |
0.2 |
29 |
5,912 |
0.5 |
29 |
6,008 |
0.5 |
28 |
5,623 |
0.5 |
合計 |
429 |
12,141 |
3.5 |
360 |
9,811 |
3.7 |
412 |
10,089 |
4.1 |
336 |
10,627 |
3.2 |
392 |
9,743 |
4.0 |
(注)出典:エリア全体の着工棟数は兵庫県年度別・市町別新設住宅着工戸数 兵庫県新設住宅着工統計市区町別集計表
当社グループの着工棟数は、当社データに基づく。
(グループ事業会社5社の売上種類別特徴)
会社名 |
株式会社勝美住宅 |
住宅の横綱大和建設 株式会社 |
株式会社明石住建 |
パル建設株式会社 |
株式会社Labo |
|
店舗 |
明石市 1 |
明石市 1 |
明石市 1 |
明石市 1 |
明石市 1 (注)2 |
|
加古川市 1 |
|
|
加古川市 1 |
加古川市 1 (注)2 |
||
神戸市 1 |
|
|
|
西宮市 1 (注)2 |
||
姫路市 2 (注)1 |
|
|
|
|
||
売 上 種 類 |
住宅 |
前記「1.売上種類別事業の特徴 (1) 住宅請負 a. 注文住宅(注文住宅の特徴)」に記載 |
||||
分譲用 |
開発部にてグループ全体の商品土地の仕入、調査・査定、造成工事の手配から、グループ各事業会社への情報発信及び在庫の管理を実施 |
- |
- |
- |
- |
|
分譲用 |
建設したコンセプトハウス(建売住宅)をグループ(株式会社Labo以外の4社)で共同販売 |
- |
||||
その他 |
注文住宅建設用地としての土地仲介業務、他社の新築建売住宅及び中古住宅の媒介業務に関する手数料、所有物件の賃貸料等 |
- |
(注)1.1店舗・1出張所
2.明石市、加古川市、西宮市はすべて事務所
(2) 住宅に加え商品土地の提供が可能な総合提案力
当社グループにおいては、注文住宅及び分譲用建物の土地を仕入れ、グループで共有することにより、一次取得者層で土地を保有していない顧客に対し、住宅に加え土地に関しても同時に提供を行える、住まいに関する総合提案力を有しております。
(3) グループ共通部門による効率的な運営
a.当社グループは、効率的なグループ経営を行うため、事業部門の一部をグループ事業会社各社で共有しております。
(a)株式会社勝美住宅の開発部が、グループ全体の販売計画を基に商品土地仕入を担当しております。具体的には、株式会社勝美住宅がグループ各社から委託を受け、土地情報の取りまとめ、調査・査定、造成工事の手配から、グループ内への情報発信及び在庫管理に至るまでを一貫して行っております。これらグループの商品土地仕入業務を集約することで、ノウハウの蓄積と経営の効率化を図っております。
(b)株式会社勝美住宅のマーケティング部が、グループ各事業会社のブランディングや商品開発、広告企画、ホームページの作成及び管理、集客分析を担当しております。
b.株式会社Laboが、グループ各事業会社の生産部門として、新築における設計・工事管理及びアフターメンテナンス並びにリフォーム工事を担当しております。具体的には、グループ各事業会社が受注した案件については、株式会社Laboが設計委託を受け、各ブランドごとの商品に応じた設計及び工事管理等を行っております。
グループ共通の生産部門として、設計・工事管理業務を集約することで、ノウハウの蓄積と設計の効率化を図っております。また、株式会社Laboは、グループ共通の生産部門であると同時に、「住空間設計Labo」ブランドで設計営業スタイルの受注活動も展開しております。
(4) 実績に基づく専門に特化した建築・設計力
これまで当社グループにおいて、完全自由設計による注文住宅を請け負った経験の中で培われた知識や技術を生産部門である株式会社Laboに集約しております。
株式会社Laboには建築士有資格者が30名(平成31年1月31日現在)在籍しており、顧客満足度を高めるため、設計・積算・工事管理・インテリアコーディネートまでを一人の担当者が一貫して行い、顧客の幅広いニーズに応えております。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
名称 |
住所 |
資本金 (千円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合又は被所有割合 (%) |
関係内容 |
(親会社) |
|
|
|
|
|
日本アジアグループ 株式会社 (注)2
|
東京都千代田区 |
3,995,419 |
持株会社 |
被所有 100.0 |
役員の兼任1名 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
株式会社勝美住宅 (注)3、4
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兵庫県明石市 |
15,000 |
住宅事業 |
所有 100.0 |
当社からの経営管理 資金貸借 債務保証 不動産賃貸 役員の兼任4名 |
住宅の横綱大和建設 株式会社
|
兵庫県明石市 |
15,000 |
住宅事業 |
所有 100.0 |
当社からの経営管理 資金貸借 債務保証 不動産賃貸 役員の兼任3名 |
株式会社明石住建
|
兵庫県明石市 |
15,000 |
住宅事業 |
所有 100.0 |
当社からの経営管理 資金貸借 債務保証 役員の兼任3名 |
パル建設株式会社 (注)4
|
兵庫県明石市 |
15,000 |
住宅事業 |
所有 100.0 |
当社からの経営管理 資金貸借 債務保証 役員の兼任3名 |
株式会社Labo (注)4
|
兵庫県明石市 |
20,000 |
住宅事業 |
所有 100.0 |
当社からの経営管理 資金貸借 不動産賃貸 役員の兼任3名 |
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、親会社を除き、セグメントの名称を記載しております。
2.有価証券報告書を提出しております。
3.特定子会社に該当しております。
4.株式会社勝美住宅、パル建設株式会社及び株式会社Laboについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等(平成30年3月期)
株式会社勝美住宅 パル建設株式会社 株式会社Labo
①売上高 7,883,053千円 2,205,299千円 1,906,041千円
②経常利益 292,919千円 243,050千円 94,501千円
③当期純利益 182,256千円 158,612千円 60,479千円
④純資産額 2,698,505千円 852,826千円 373,863千円
⑤総資産額 8,207,449千円 1,451,680千円 690,922千円
(1)連結会社の状況
平成31年1月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
住宅事業 |
147 |
|
合計 |
147 |
|
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。
2.当社グループは住宅事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(2)提出会社の状況
平成31年1月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
15 |
42.5 |
8.7 |
5,353,388 |
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数は従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.当社は純粋持株会社であるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(3)労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。